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・主人公がチートな作品が読みたい!
・クズキャラが盛大にざまぁされるのってメシウマだよなw
・チート?こういうのは「理不尽」って言うんだよ!
最近のファンタジー作品の主人公といえば、ほとんどがチート搭載のハイスペックなキャラです。
もはやどんなチート能力にするかアイデア勝負なところがありますが、「そんなの知ったことか!」と言わんばかりに理不尽すぎるチートを搭載する作品もあります。
今回レビューするのもそんな作品、「俺の『全自動支援』で仲間たちが世界最強」!
「パワーバランス? なにそれおいしいの?」と言わんばかりの理不尽チートな主人公です!
目次
「俺の『全自動支援』で仲間たちが世界最強」評価
©epina・片倉響/KADOKAWA

最近思うんだが、何でも自動にすればいいってわけじゃないよな

いきなり何の話?

自動化で徐々に人が不要になってるのを見ると、いつか人間そのものが不要になるんじゃないかって気がしてなぁ……

おお、いつになく真面目な話……

機械にはワイロも通じないだろうしなぁ

何の心配をしてるの?
ぶんごの評価
総合評価 | C |
主人公がチートすぎて、それを上回るインパクトはなかったかなという印象です。今後のストーリーの中で、このチートを上手く使って逆境や成長の場面を作ることができるかどうかが重要になりそうです | |
ストーリー・設定 | ★★★★★(2/5) |
とにかく主人公のスキルが凶悪すぎてヤバイの一言。一応弱点はあるっぽいけど、今後このスキルを活用してストーリーをどう盛り上げていくかが気になりますね | |
キャラクターの魅力度 | ★★★★★(3/5) |
それぞれのヒロインに個性があって可愛かったです。個人的にはレメリが好きなのですが、エチカが勝ち確なのかなぁ……? | |
イラスト | ★★★★★(3/5) |
何とも言えない個性があって、綺麗なイラストだと思います。個人的には嫌いじゃないですが、好き嫌いは分かれそうな気がします | |
文章 | ★★★★★(3/5) |
主人公の中身が意外と普通なアラフォーな感じだったのは好感が持てました。しかし、主人公のあの理不尽チートで無自覚なのはちょっと無理があるかも? | |
主人公のチート度 | ★★★★★(5/5) |
そこにいるだけで味方はパワーアップ、敵はパワーダウンとかヤバすぎる。というか、あのスキルって仲間がいない方が強い可能性も微レ存……? | |
勇者のクズ度 | ★★★★★(5/5) |
最近の作品の勇者はクズキャラが多いですが、その中でも上位レベルのクズでしたね。一応ざまぁはされましたが、敵キャラとして便利そう |
他の読者の評価

無自覚無双系が大好きなので面白かった

アイデアは良い。面白くなりそうな設定

アイデアは良いが、書く能力が不足している感じ

色々伏線だらけだが、ゲス勇者に追放された主人公の元に以前の仲間が集まってハーレム作って、ゲス勇者がざまぁされるだけのお話
あらすじ
勇者パーティの荷物持ちをしていたスラッドは、ある日勇者に「サボってばかり」とクビにされてしまう。
ところが、役立たずと言われた彼は、『全自動支援(フルオートバフ)』――そこにいるだけで仲間の能力が上昇するというユニークスキルを持っていたのだった。
スラッドは昔行っていた冒険者稼業を再開するが、仲間のいない彼が単独活動をできるのにはある理由があった。それは、『全自動弱体化(フルオートデバフ)』――敵対する者の能力を著しく低下させるというもう一つのユニークスキル。スラッドは己のスキルを活かして、ギルドで出会った新米冒険者のエルフと、のんびり楽しい冒険者生活を始めるのだった。
一方、スラッドを失った勇者パーティは苦戦を強いられ、彼を独断でクビにした勇者を見限った『義賊』『魔女』『聖女』のメンバーがスラッドと合流して――!?
無敵の一般人が、最強の仲間たちと往く! 無自覚英雄譚、ここに開幕!!
MFブックス「俺の『全自動支援(フルオートバフ)』で仲間たちが世界最強~そこにいるだけ無自覚無双~1」

そこにいるだけで仲間をパワーアップ&敵をパワーダウンさせてしまう最強主人公だ!

いや反則すぎでしょ、それ

まぁ勇者にパーティを追放されてしまうんだが……

勇者は底抜けのおバカなの?

結局勇者以外はパーティから離脱してしまうから意味ないけどな

ていうか、絵面だけ見たら追放されたのって勇者の方だよね?
「俺の『全自動支援』で仲間たちが世界最強」3つの魅力!
©epina・片倉響/KADOKAWA
②魅力的な仲間たち(もちろん美少女)とレッツ冒険!
③勇者がクズすぎてざまぁ!いいぞもっとやれw
魅力① 全自動支援&弱体化がチートすぎて敵に同情!
©epina・片倉響/KADOKAWA
あらすじにも書いてありますが、主人公は「そこにいるだけで味方はパワーアップ&敵はパワーダウン」というチート能力の持ち主!
どちらかだけでも強力なのに両方、しかも自動で発動……反則なんてレベルじゃないですね、理不尽だよ理不尽。
主人公に敵意を向けた瞬間から、ゴリゴリと弱くなっていくとか怖いわー。
歴戦の戦士すら鎧の重さに耐えきれなくなって、最終的に内臓が潰れて死ぬんだよ?
もうやめて! とっくに彼のライフはゼロよ!
でも全自動なのでやめられない、ああ無情……。

ちなみに眠っていても発動するらしい

ヒドすぎる!
魅力② 魅力的な仲間たち(もちろん美少女)とレッツ冒険!
©epina・片倉響/KADOKAWA
追放されたら元仲間よりも素晴らしい仲間に恵まれる、これ追放系あるある。
しかしこの作品は珍しく、元仲間のほとんどがまた主人公の仲間になるというパターンなんですよね。
結果、追放した人間がぼっちになるという……ざまぁw
そしてこれもまたあるあるですが、主人公の仲間が全員美女&美少女!
これはもう追放系とかじゃなくてラノベあるあるですね。
そしてハーレム男に敵意を向けたら、弱体化で全身の骨がもろくなってバッキバキですねわかります。

非モテ男子の敵意すら受け付けない……最強だな

本当に理不尽だね……
魅力③ 勇者がクズすぎてざまぁ!いいぞもっとやれw
©epina・片倉響/KADOKAWA
追放系って勇者から無能扱いされて、パーティから追い出されるパターンが多い気がしますね。
もっと言えば、ファンタジー作品における勇者のクズ化が止まらない……。
「勇者=世界を救う存在」という概念は変わらないですが、「世界を救う=善人」ではないというか。
この勇者も平気で女性を襲ったり、暴力を振るったりするくらいにはクズ野郎ですからね。
……まぁ最後には盛大に墓穴を掘ってざまぁされるのが追放系の約束ですが。
さぁ、お前の罪を数えろ!

何せこの勇者、あまりのクズっぷりに魔王からスカウトが来るほどだ

何やってんの勇者!?
「俺の『全自動支援』で仲間たちが世界最強」を楽しめるのはココ!
©epina・片倉響/KADOKAWA
ライトノベルを読む
ジャンル | 無敵の一般人の無自覚英雄譚 |
作者 | epina |
イラスト | 片倉響 |
レーベル | MFブックス |
出版社 | KADOKAWA |
巻数 | ~2巻(2024年5月現在) |
コミック版を読む
漫画 | IプルT |
原作 | epina |
レーベル | 電撃コミックスNEXT |
出版社 | KADOKAWA |
巻数 | ~3巻(2024年5月現在) |
「俺の『全自動支援』で仲間たちが世界最強」が気になった方におススメ!
©とーわ・風花風花/KADOKAWA ©初枝れんげ・柴乃櫂人/スクウェア・エニックス ©菱川さかく・だぶ竜/SBクリエイティブ

今回のおススメは「仲間を強化しまくる主人公」の作品だ!

主人公って前で戦うだけじゃないんだね
①世界最強の後衛~迷宮国の新人探索者~
あらすじ
元社畜アリヒトが転生先で就いた職業『後衛』は、攻撃&防御支援、回復もこなせる万能の後衛職――さらに相手の後ろにいれば好感度が上昇していくオマケつき!? 仲間たちを支援して、アリヒトは序列を駆け上る!
カドカワBOOKS「世界最強の後衛~迷宮国の新人探索者~」

前にいる仲間を支援できる「後衛」の職業を持つ主人公。しかも支援するほど仲間の好感度が上がっていくというオプション付き!

好感度上がりまくりじゃん!
②勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。
あらすじ
「お前は今日から勇者パーティーをクビだ!」
「馬鹿が、それは俺のセリフだ」
無能の荷物持ちのレッテルを貼られ、追放を言い渡されたアリアケ・ミハマ。
だが彼が隠し続けてきた正体は、全てのスキルが使用可能な《真の賢者》だった!?
神の命により無能な勇者たちのバックアップに徹していたが、その役目から解放され、彼は念願だった自由気ままな旅に出る。
サポートを失った勇者パーティーが壊滅する一方、ゴーレム、キングオーガと危険モンスターを軽々討伐しながら、のびのび暮らすアリアケだったが――
なぜか、勇者パーティーの聖女が追ってきて!?
SQEXノベル「勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?」

神様からの命令で勇者の後方支援を任されていた主人公だ。超万能なせいかナチュラルに上から目線なのが面白い

本人に悪気はない……よね?
③一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる
あらすじ
「お前、最近何もやってないよな。ぶっちゃけもういらないんだ」
仲間のため必死に腕を磨き、パーティメンバーが少しでも傷つけば一瞬で治療、
さらには皆が傷を負いにくいように防護魔法や能力強化魔法まで併用していた
天才治癒師ゼノス。だが、その貢献を認めない仲間たちにより、彼は理不尽に
パーティから追放された。
失意のゼノスは街中で大怪我をしたエルフの奴隷少女リリと出会い、その命を
助けるが――「私、生きてる……? 絶対死んだと思ったのに」
「ははは、これくらいはかすり傷だろ」
「……すごいっ」その出会いをきっかけに、ライセンスを持たない闇ヒーラーとして治療院を
ひらくことになったゼノス。弱きを助け、強き者からは大金をせしめる凄腕
治癒師の噂は口コミで広がり、いつしか王宮にまで届くようになっていく!一方、ゼノスが抜けたパーティは、優秀な治癒師が抜けたことで、満身創痍の
状態にあった。でも、今さら戻ってこいと言われても、気にいらない相手からは
高額の治療費を受け取るようにしたので……おたくら払えますか?
GAノベル「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」

パーティから追放されたので闇ヒーラーとして生活を始めた主人公だな。相手が気づかないほどの一瞬で強化&防護&回復ができるスゴ腕だぞ

それは本当にヒーラーなのかな?
まとめ
ラノベ界トップクラスの理不尽チート「俺の『全自動支援』で仲間たちが世界最強」のレビュー記事でした。
そこにいるだけで味方を強く&敵を弱くできるのに、能力を秘密にしていたせいで追放されてしまった主人公。
ラノベにおいて強すぎる主人公はよく登場しますが、ここまで突飛な能力の主人公はなかなかいないと思います。
私個人としては反則チートは嫌いではありませんが、そのチートに隠れないくらいのストーリーやキャラはあってほしいですね。
正直、主人公のチートの印象が強すぎてストーリーにインパクトが足りなかったかなと感じました。
女性キャラは魅力的でしたし、勇者や魔王、唯一種など設定自体はなかなか良かったと思うので、気になった方はぜひ読んでみてください!
Enjoy “MUDA” Life!