脳筋だらけじゃねぇか!ラノベ新作「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件」評価&レビュー

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こんな読者におススメ
・ファンタジー作品が読みたい!
・最強主人公が無双する作品って痛快だよね!
・勘違いが絶妙にハマるのって最高に面白いよな!
・実は拙者、脳筋キャラが大好物でして……

 

ドラ〇ンボールや鬼〇の刃など、日本人って何だかんだ「修行」や「根性」といった脳筋ワード好きですよね。


かくいう私も元は体育会系部活だったこともあって、脳筋キライじゃないです。


そんな始まりで紹介するのは「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件」


強くなりたかったら肉を食おうぜ!(パワーワード)

 

「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件」評価

©駄犬・芝/マイクロマガジン社

 

ぶんご
ぶんご

肉が食いたい

ギャル美
ギャル美

え、いきなり何? 怖いんですけど……

ぶんご
ぶんご

ふとした時に「分厚いステーキを腹いっぱい食いたい!」とか考えないか?

ギャル美
ギャル美

ないよ。とりあえず、いき〇りステーキでも行ったら?

ぶんご
ぶんご

さすがに車で2時間かけるほどじゃないかなぁ……

ギャル美
ギャル美

遠っ!

 

ぶんごの評価

総合評価 B
一見、血生臭いダークファンタジーのようでありながら、絶妙にコメディになっていて暗い雰囲気の作品が苦手な読者でも読みやすい内容でした。貴族や政治といった要素は織り込みつつも、何だかんだで最後には主人公(&ハンドレッド)の暴力で蹴散らしていくのが何とも痛快ですね
ストーリー・設定 ★★★(3/5)
主人公の死にたくないがための行動が、最終的に悪名高き狂王へとのぼり詰めるのが面白いですね。周りの人間が主人公の言葉を曲解して、どんどん過激な行動に走っていくのが笑えます
キャラクターの魅力度 ★★★★★(4/5)
主人公以外は基本的に「脳筋」「狂信者」「クズ」……マトモなのがいない(笑)かくいう主人公も常識人に見えて、実はかなりズレてるんですけどね。全員ズレていて、それがうまく調和がとれているのがスゴイ
イラスト ★★★★★(2/5)
上手いとか下手とかではなく、何を描いているかよくわからない。全体的に黒とか暗い色が多めで、目を凝らしても見えない部分が多いので、もう少し見やすいイラストだとありがたいかなぁ
文章 ★★★★★(4/5)
主人公の言葉から、周囲の勘違い、そして思わぬ大騒動につながっていく展開がとても上手くハマっていましたね。キャラクターの勢いがそのまま文章にも出ていて、読む勢いが止まらなくほど面白かったです
登場人物の脳筋率 ★★★★(4/5)
登場人物の8割が脳筋。ちなみにハンドレッド関係者は全員もれなく脳筋。トレーニング方法がほぼサ〇ヤ人じゃん
婚約者のヤバさ ★★★★★(5/5)
何だろう、可愛いんだけどあまり関わり合いになりたくないというか……婚約者として受け入れた主人公は剛の者だと思う。だって、やってることがほぼ魔女かマッドサイエンティストじゃん

 

他の読者の評価

 

人の命が軽い血みどろな世界観だが、シリアスさはあまり感じなかったところが良かった

知らぬ間に良い方向に行ったり、仲間が主人公を崇拝しすぎてるせいで色々やらないといけなくなったりなど笑いが止まらん

比較的常識人のマルスの思惑が、まわりの濃い面々のお陰でとんでもない方向に向かってしまう。面白過ぎです!

すれ違い方がコメディでしかないの楽しかったなぁ。 主人公の内面が、優しい人だったのもよかったです

キーリちゃんとフラウちゃんがめちゃくちゃ可愛い。やっぱイカれた女ってとてつもなく可愛いんですよね

 

あらすじ

ファルーン王国の第一王子であるマルスは、12歳ながら暗殺に怯える毎日を過ごしていた。

食事には高確率で毒が仕込まれているため、城外の森でモンスターを狩り、その肉を食べて飢えをしのぐ日々。

そんなマルスの前にある夜、大剣を担いだ赤髪の美女が現れ告げる。

「おまえ、見込みがあるな。私の弟子になれ」。

たった一つの勘違いから、少年は(全く望んでないのに)最強の王へと成り上がる――。

投稿小説全ての書籍化が瞬く間に決まった驚異の新人、衝撃の2作同時デビュー!
GC NOVELS「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件」

 

ぶんご
ぶんご

毒殺が怖いので、モンスターを狩って食べてます……

ギャル美
ギャル美

多分、もっと良い方法があるんじゃないかなぁ

ぶんご
ぶんご

ちなみにモンスターの肉にも毒があります

ギャル美
ギャル美

意味ないじゃん!

ぶんご
ぶんご

まぁ結果的に毒を克服出来たらいいじゃないか、ハハハ

ギャル美
ギャル美

大雑把すぎる……

 

原作1巻を読めるのはココ!

 

「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件」3つの魅力!

©駄犬・芝/マイクロマガジン社

作品の3つの魅力
①肉を食え!モンスター肉から始まる最強王子の快進撃!
②脳筋しかいねぇ!?最強集団ハンドレッド!
③僕の婚約者がちょっと頭おかs……個性的すぎる件(でも可愛い)

 

魅力① 肉を食え!モンスター肉から始まる最強王子の快進撃!

©駄犬・芝/マイクロマガジン社

 

主人公は第一王子でありながら、暗殺に怯える毎日を過ごしていました。


日々の食事にはほぼ毒を入れられてる……よし、モンスターの肉(毒)を食べよう!


いや、それはおかしい。


まぁそのおかげで師匠に見初められて、毒を克服したり、重力3倍状態で生活して強くなれたわけですけどね。


……界〇拳を習得しようとしてるのかな?


暗殺に怯える凡庸王子から、最狂(間違ってないよ)の王へと成り上がった主人公の快進撃を見逃すな!

 

ぶんご
ぶんご

俺がもし主人公の立場なら……こっそり厨房から食べ物を拝借するかな

ギャル美
ギャル美

普通はそんな感じだよね

 

魅力② 脳筋しかいねぇ!?最強集団ハンドレッド!

©駄犬・芝/マイクロマガジン社

 

ハンドレッド、それは夜な夜な仲間同士で戦い合い、モンスターを狩り、その肉を食らう集団……。


怖いよ、邪教かよ!


……モンスターの肉を食べだしたのは、主人公が同じものを食べて強くなったからですが。


「強くなければ人にあらず!」を素で行く連中なので、ハッキリ言ってほぼ脳筋。


しかも主人公を「強さを極めんとする求道者」と思ってる節があるので、主人公が何を言っても過激な方にしか受け取られないのが悲しい。


端(読者)から見てる分には大爆笑なんですけどね!

 

ぶんご
ぶんご

主人公に憧れるがあまり重力2倍の腕輪(囚人用)を自腹購入するほどだ

ギャル美
ギャル美

脳筋というか、むしろネジが飛んでない?

 

魅力③ 僕の婚約者がちょっと頭おかs……個性的すぎる件(でも可愛い)

©駄犬・芝/マイクロマガジン社

 

やっぱりラノベ作品において、魅力的なヒロインの存在は最重要要素の一つだと思うんですよね!


この作品にも素敵な婚約者が……素敵な……すて、き?


うーん、頭おかs……個性的すぎるかな!


ヤンデレというか、マッドサイエンティスト気質というか。


主人公が王位についたら必然的に王妃になるんだけど……そんな王妃で大丈夫か?


……あ、問題ないですか、そうですか。


誕生日に重力5倍の腕輪をプレゼントしてくるお嫁さんを受け入れる主人公は剛の者だと思う。

 

ぶんご
ぶんご

愛が重い(物理的に)

ギャル美
ギャル美

何でみんな重力を増やしたがるの?

 

「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件」を楽しめるのはココ!

©駄犬・芝/マイクロマガジン社

 

ライトノベルを読む

ジャンル たった一つの勘違いから始まる狂食英雄伝
作者 駄犬
イラスト
レーベル GCN文庫
出版社 マイクロマガジン社
発売日 2023年9月29日

原作1巻を読めるのはココ!

 

「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件」が気になった方におススメ!

©白米良・たかやKi/オーバーラップ ©金斬児狐・ヤマーダ/アルファポリス ©錬金王・かわく/アース・スターエンターテイメント

 

ぶんご
ぶんご

今回のおススメは「モンスターを食べて強くなっちゃった」作品!

ギャル美
ギャル美

普通のご飯食べよ?

 

①ありふれた職業で世界最強

著者:白米良 イラスト:たかやKi/オーバーラップ

あらすじ

 

「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。
クラスメイトが次々に戦闘向きのチート能力を発現するなかで、地味な錬成師となってしまったハジメ。
異世界でも最弱の彼は、クラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまう。
魔物が蠢く絶望のなか、ハジメは最強へ至る活路を開き、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。
WEB上で絶大な人気を誇る異世界ファンタジー小説が、番外編「勝率0パーセントの戦い」も収録されてついに書籍化!
オーバーラップ文庫「ありふれた職業で世界最強 1」

 

ぶんご
ぶんご

生きるために魔物(毒)を食ってたら、化け物レベルにパワーアップ!

ギャル美
ギャル美

やっぱり毒なんだ……

 

全巻セットはココ!

 

 

②Re:Monster

著者:金斬児狐 イラスト:ヤマーダ/アルファポリス

あらすじ

 

インターネット上で話題沸騰の怪物転生ファンタジー、ついに書籍化! ストーカーに刺され、目覚めると最弱ゴブリンに転生していたゴブ朗。喰えば喰うほど強くなる【吸喰能力】で異常な進化を遂げ、あっという間にゴブリン・コミュニティのトップに君臨――さまざまな強者が跋扈する弱肉強食の異世界で、有能な部下や仲間達とともに壮絶な下克上サバイバルが始まる!
アルファポリス「Re:Monster」

 

ぶんご
ぶんご

モンスターだけじゃなく、人間も武器も何でも食べてパワーアップだ!

ギャル美
ギャル美

食べるのは、せめて有機物だけにしようよ……

 

全巻セットはココ!
著者:金斬児狐 イラスト:ヤマーダ/アルファポリス

 

 

③魔物喰らいの冒険者

著者:錬金王 イラスト:かわく/アース・スターエンターテイメント

あらすじ

 

『状態異常無効化』というユニークスキルしか持たず、
戦闘はからきしの三流冒険者ルードは、
瘴気で満ちるダンジョンで薬草を採取することで生計を立てていた。

ついたあだ名は「瘴気漁り」。冒険者仲間やギルドから
そんな別称で蔑まれる現状を変えるために、新しい迷宮に挑戦するルード。

しかし、同行した冒険者に裏切られ、迷宮の崩落に巻き込まれる。

物資も失い、怪我で動けず、目の前にあるのは魔物の肉のみ。
魔物食は禁忌とされ、食べれば死ぬか魔物になると言われていたが、
極限状態のルードはその肉に手を伸ばし――

「う、美味い……ッ!」

夢中で肉にかぶりつくルードは、食べるほど力がみなぎってくるばかりか、
魔物の「スキル」をも自分のものにしていることに気付くのであった。
アース・スターノベル「魔物喰らいの冒険者①」

 

ぶんご
ぶんご

「状態異常無効化」があれば、魔物肉(食べたら死ぬ)も怖くないっ!

ギャル美
ギャル美

死なないとしても、食べたら死ぬものを口に入れたくない……

 

まとめ

今回は「モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件」のレビュー記事でした。


モンスターを食べて強くなったり、勘違いで成り上がる設定でしたが、これ自体は特に珍しいものではありません。


しかし、モンスターを食べる集団は異常ですし、勘違いのせいでどんどん他国を侵攻していくのは頭おかしい(ホメ言葉)。


これほどまで主要キャラの頭のネジを外したのは、いっそ清々しさすら感じます。


ヒロインに至っては、結婚までしてるのに甘酸っぱい気配ゼロだからね!


主人公の思惑はともかく、完全に大陸統一に舵がきられたので、まだ見ぬ大国や強者との戦いがまだまだ続きそうです。


……でも、また主人公が勘違いされて無双して勝ちそうな気がする。


ま、まぁ今回とても楽しめたので、次回も期待ですね!


Enjoy “MUDA” Life!

 

 

原作1巻を読めるのはココ!

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