手のひら返しがヒデェw「無能と呼ばれた『精霊たらし』」ラノベ評価&レビュー

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こんな読者におススメ
・追放系の作品が読みたい!
・クズな悪役が「ざまぁ」されるのを見てスッキリしたい!
・絵に描いたような手のひら返しって最高だよなw
・お姫様(複数)に溺愛されても……イイんです!

 

突然ですが時代劇は好きですか?


時代劇の特徴の一つとして悪役がとてもわかりやすいというのがあります。


もう、子どもが見ても「あ、こいつ悪い奴だ!」と思うレベルです。


そう考えると、時代劇の悪役の俳優さんってめっちゃプロフェッショナルだなぁ……。


話がそれましたが、今回レビューする作品は「無能と呼ばれた『精霊たらし』」


最近のラノベはわかりやすい悪役が多いですが、その中でもトップレベルでクズ(笑)

 

「無能と呼ばれた『精霊たらし』」評価

©佐藤謙羊・あんべよしろう/マッグガーデン

 

ぶんご
ぶんご

実は俺、親の影響で時代劇も好きなんだよね

ギャル美
ギャル美

何気に趣味が幅広いよね

ぶんご
ぶんご

昔は印籠を出すシーンにワクワクしていたが、大人になると悪役の良さもわかってくるんだよなぁ

ギャル美
ギャル美

悪役がムカつくほど、勝った時にスカッとするからね!

ぶんご
ぶんご

ところで、なぜ悪代官へのワイロは最中(もなか)の下に隠すんだろう?

ギャル美
ギャル美

知らんわ

 

ぶんごの評価

総合評価 C
主人公がひたすら無能扱いされるばかりで、どうやって魔王討伐に貢献していたかがほぼ語られていないのが残念。話の流れも「無能扱い→手のひら返し」の繰り返しだったので、もう少し工夫が欲しかったかも
ストーリー・設定 ★★★★★(2/5)
人と精霊が共生していて、国家まであるのに精霊の扱いが低すぎることに違和感。過去の勇者との契約など、説得力を持たせる設定が欲しかったです
キャラクターの魅力度 ★★★★★(2/5)
人間キャラの性格がほとんど破綻していて恐怖……。明らかに見え見えの地雷を踏みに行くばかりで、あまりにも頭が悪すぎる。主人公が精霊に対してはあれだけ何でも言えるのに、人とは全くしゃべれない設定も違和感が強いです
イラスト ★★★★(3/5)
ストーリーの進行上仕方ないのかもしれませんが、描かれるキャラに偏りが大きかったのが残念。もう少し悪役側やその他のキャラのイラストがあっても良かったかなぁ
文章 ★★★★★(2/5)
やたらと叫ぶセリフが多いので、「!」や「ー」が多用されていて少し読みづらいかも。勇者のセリフも「無礼者」のワンパターンだったので、もう少しバリエーションが欲しかったですね
勇者の無能度 ★★★★★(5/5)
どう考えてもこいつじゃ魔王に勝てんだろ、というレベルの無能。絶対今までに問題起こしてるはずなのに、人気が高いのが世界の謎
精霊からの人気度 測定不能
ありとあらゆる精霊(+α)に溺愛されまくり。火や泉の精霊はわかるけど、井戸や木炭の精霊とは何ぞや?

 

他の読者の評価

 

追い出した方の性格が悪いので、ざまぁもより面白い。ぬるい主人公の話よりこっちが楽しかった

Web版から追加されたざまぁも良かったのですが、ユニバスとティフォンのなれそめがわかる話が特に良かったです

勇者聖女はその後の追い打ちに期待してたのに無かったし、没落しなきゃならないのはあと少なくとも2人はいるでしょ?

セリフのかけあいが寒く感じた。滑ってるというか……

 

あらすじ

ユニバスは精霊とコミュニケーションできる『精霊たらし』のスキルで勇者パーティに貢献していた。
しかし、魔王を退けて凱旋する直前になって、コミュ障を理由に仲間たちから罵られ、パーティから追放されてしまう。
さらに就職先からもクビを言い渡されてしまい、全てを失ってしまうユニバス。
絶望のなか、勇者と精霊姫ティフォンの結婚式を見に行くのだが、なぜかティフォンは勇者をほったらかしにして、ユニバスの元へと飛んできた。
「ゆっ……ユニバスくぅぅぅーーーーんっ!! 死んだんじゃなかったの!?」
精霊姫ティフォンは勇者との結婚を一方的に破棄し、ユニバスとともに逃げ出す。
ユニバスはティフォンとともに逃避行の旅をするのだが、その道中で気付いていく。
自分はとても精霊に愛されていたんだ、と……!
『精霊たらし』ユニバスと、精霊姫たちのいちゃラブ大冒険、開始!
マッグガーデン「無能と呼ばれた『精霊たらし』~実は異能で、精霊界では伝説的ヒーローでした~」

 

ぶんご
ぶんご

コミュ障すぎて勇者パーティ&職場から追放されてしまった件

ギャル美
ギャル美

いきなり不憫としか言いようがないんだけど

ぶんご
ぶんご

その代わり精霊に好かれまくってるから、精霊の姫と駆け落ち逃避行することになるんだが

ギャル美
ギャル美

どうしてそうなった

ぶんご
ぶんご

ちなみに姫は8人いる(らしい)

ギャル美
ギャル美

え、めっちゃ勝ち組じゃん……

 

 

「無能と呼ばれた『精霊たらし』」3つの魅力!

©佐藤謙羊・あんべよしろう/マッグガーデン

作品の3つの魅力
①老若男女にモテモテ!?女たらしならぬ精霊たらし!
②これはひどい!悪役がロクデナシしかいねェ……!
③勇者伝説を塗り替えて大逆転だっ(手のひら返しがヒデェw)!

 

魅力① 老若男女にモテモテ!?女たらしならぬ精霊たらし!

©佐藤謙羊・あんべよしろう/マッグガーデン

 

主人公のスキル「精霊たらし」はあらゆる精霊とコミュニケーションが取れる(&やたら好かれる)という特殊能力。


火の精霊や水の精霊といったメジャーっぽいのから、井戸の精霊や木炭の精霊のようなマニアックな精霊に至るまで溺愛されまくり!


井戸の精霊に至っては好かれるだけでなく、伝説の聖剣イドオンソードを授かって……、


あぁ、ツッコミどころが多すぎる!


井戸の精霊って何!? 木炭の精霊って何!? 何よりイドオンソードって何やねん!?


……井戸の精霊イドオンさん、良いキャラでございました(笑)

 

ぶんご
ぶんご

聖剣イドオンソードで魔王と戦えるだろうか?

ギャル美
ギャル美

……戦える気はしないかなぁ

 

魅力② これはひどい!悪役がロクデナシしかいねェ……!

©佐藤謙羊・あんべよしろう/マッグガーデン

 

はい、上に見えますのは勇者様と聖女様のツーショットイラストでございます。


どこからどう見ても悪人面です、ありがとうございます。


勇者と聖女なんだから見た目と違って実は良い人……ということもなく純度100%の悪人!


具体的に言うと主人公に遊びで火をつけたり、精霊をダーツを的にするようなロクデナシです。


しかも、悪事は全て主人公になすりつけるというド外道っぷり。


っていうかこの作品、悪いことは全て他人のせいにするダメ人間が多すぎるんですよ……。


まぁ相手がムカつくほど、最後は「ざまぁ」でメシウマなんだけどねw

 

ぶんご
ぶんご

「ざまぁ」があればご〇んですよがなくてもメシウマだな!

ギャル美
ギャル美

ご飯のお供扱いなの?

 

魅力③ 勇者伝説を塗り替えて大逆転だっ(手のひら返しがヒデェw)!

©佐藤謙羊・あんべよしろう/マッグガーデン

 

特技は逆ギレと罪のなすりつけ、そして他人の功績を横取りすることという「ザ・人間のクズ」な勇者様。


各地に色んな功績やら伝説が残っていますが、ほとんど(むしろ全部?)が主人公の功績の横取りです。


……井戸に毒を投げ込んだとか、泉の精霊がいなくなったとか問題行動の方が多い気がしますが。


でも問題行動は全て主人公のせいにしてるから、世界中で主人公が嫌われ者になってるんですよね……。


何だかんだ誤解が解けて「勇者=クズ」という事実が広がりつつあるのは痛快としか言いようがありませんけどね!


そもそも他国の王族や重鎮相手にやらかして、土下座外交するハメになってる時点で遅かれ早かれ自滅してた気がしますが(笑)

 

ぶんご
ぶんご

他国の使者に逆ギレして国交断絶寸前にまで追い込まれる勇者だからな

ギャル美
ギャル美

ある意味「勇者(笑)」だね

 

「無能と呼ばれた『精霊たらし』」を楽しめるのはココ!

©佐藤謙羊・あんべよしろう/マッグガーデン

 

ライトノベルを読む

ジャンル 精霊姫たちとのいちゃらぶ大冒険ファンタジー
作者 佐藤謙羊
イラスト あんべよしろう
レーベル マッグガーデン・ノベルズ
出版社 マッグガーデン
巻数 ~2巻(2024年4月現在)

 

コミック版を読む

漫画 タバタグランドキャニオン
原作 佐藤謙羊
レーベル マッグガーデンコミックスBeat’sシリーズ
出版社 マッグガーデン
巻数 ~4巻(2024年4月現在)

 

「無能と呼ばれた『精霊たらし』」が気になった方におススメ!

©十夜・宵マチ/スクウェア・エニックス ©赤城大空・タジマ粒子/小学館 ©井中だちま・飯田ぽち。/KADOKAWA

 

ぶんご
ぶんご

今回は「主人公が溺愛されまくる作品」を集めてみたぞ!

ギャル美
ギャル美

無条件に周りのヘイトを集めそうな主人公だね……

 

①悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?

あらすじ

 

乙女ゲームの悪役令嬢に転生したルチアーナ。前世ではアラサー喪女だったため、「生まれ変わったら、モテモテの人生がいいなぁ」なんて妄想していたけれど。
決めた!断罪イベントを避けるため、恋愛攻略対象を全員回避で、今世もおとなしく過ごします!
なのに、待って。どうしてみんな寄ってくるの?
おまけに私が世界で一人だけの『世界樹ユグドラシルの魔法使い』!?
いえいえ、私は絶対にそんな貴重な存在ではありませんから!
もちろん溺愛ルートなんてのも、ありませんからね――!?
SQEXノベル「悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?」

 

ぶんご
ぶんご

嫌われ令嬢に転生していたはずなのに、気づけば攻略対象から溺愛されていたというオチだ

ギャル美
ギャル美

オチって言わないであげて

 

全巻セットはココ!

 

 

②僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

あらすじ

 

冒険者に憧れるも最弱すぎて学校を追い出された主人公クロス。
彼はとある事件をきっかけに、将来の恋人候補を自らの手で育てようと目論む最強女師匠たちに目をつけられ、世界最強へと育てられていくことに。
師匠たちの修行はさすがの効果でクロスはめきめきと成長していく。
そんななか勇者の末裔や、孤児院の同期とも特別な関係になっていき…?
これは、最弱の少年が最強の師匠たちと共に最強へと駆け上がっていく物語。
そして、最強女師匠たちのお婿さん育成計画のお話ー。
適度に過保護な育成系バトルラブコメ開幕!
小学館「僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場」

 

ぶんご
ぶんご

婚期を焦った世界最強の女達が逆光源氏計画を仕掛ける話だ

ギャル美
ギャル美

どういうことなの!?

 

 

 

③通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?

あらすじ

 

「マー君。これからお母さんと一緒にたくさん冒険しましょうね」
夢にまでみたゲーム世界に転送された高校生、大好真人だが、なぜか真人を溺愛する母親の真々子も付いてきて!?
母親同伴の新感覚冒険コメディ開幕!
ファンタジア文庫「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」

 

ぶんご
ぶんご

息子を溺愛する母親が高校の制服を着ても違和感ゼロな美魔女な件

ギャル美
ギャル美

そのレベルまで行くと美魔女を超えたナニカだと思うよ

 

 

 

まとめ

精霊に愛され、人間に嫌われてきた主人公の大逆転ストーリー「無能と呼ばれた『精霊たらし』」のレビュー記事でした。


人間側の9割がダメ人間なので、足の引っ張り合いやののしり合いが非常に見苦しかったです。


まぁ、ある意味で人間らしいのかもしれませんが……。


ですが、主人公を慕う精霊姫は可愛いし、馬脚をあらわした勇者と主人公の評価が逆転していく様は痛快ではありました。


もう少し文章が読みやすいと、もっと面白くなったと思うので、その点がちょっともったいなかったですね。


気になった方は、一度試し読みをしてみることをおススメします!


Enjoy “MUDA” Life!

 

 

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