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・主人公が追放される作品が好き!
・魔王の娘がヒロインってのもオツなものだよな
・ククク……我が魂の奥深くに封印した厨二心が疼いておるわ……
アニメや特撮が好きな人は、大なり小なり厨二心を抱えてるものですよね!(偏見)
かくいう私も、少年時代は良い感じの棒を拾っては特撮ヒーローよろしくチャンバラっていたものです。
そんな前振りから紹介する今回の作品は「魔王令嬢の執行者」!
心の奥底に何かを封印している諸君、きっと君たちの厨二心をくすぐってくるだろう!……多分。
目次
「魔王令嬢の執行者」評価
©Sty・伊藤宗一/KADOKAWA
人は誰しも黒歴史の一つや二つ抱えてると思うんだ
まぁ多かれ少なかれ、知られたくないことはあるよね
片目に眼帯を付けて、腕には謎の包帯を巻いていたり……
典型的なあの病気だね
両手をパンッと合わせた後に、地面に手を付けてみたり……
それどこの錬金術師?
ぶんごの評価
総合評価 | B |
作品の大きな特徴である「アルカナ」の使い方次第で、今後の評価が分かれていく作品だと思います。重い雰囲気はありませんが、意外と不幸な境遇のキャラが多いので、ハッピーエンドが待っているといいなぁ | |
ストーリー・設定 | ★★★★★(3/5) |
ストーリーとしてはよくある追放モノという感じですが、アルカナの設定は面白いと思います。1巻だけでも様々な謎が存在し、まだまだ触れられていない部分ばかりなので、今後の展開が楽しみな作品です | |
キャラクターの魅力度 | ★★★★★(3/5) |
魔王サイドは非常に魅力的なキャラが多いですね。それに比べて人間側は一人を除いてゲスいのばっかり。でも一番のお気に入りは脳内にたびたび出てくるちょいウザなアイツ | |
イラスト | ★★★★★(4/5) |
挿絵の方がペンだけで描かれたような白黒なのは驚きましたが、画力は非常に高い! ネルさんのイラストが無かったのが個人的には残念ですが、そこは2巻に期待ですね | |
文章 | ★★★★★(3/5) |
話のテンポが良いのでスラスラ読めます。ただし、アルカナ関係の部分はまだ深掘りがないので、読んでて「どういうこっちゃ?」となりますが、とりあえず雰囲気を感じればいいんじゃないかな | |
魔王令嬢のワガママ度 | ★★★★★(4/5) |
お嬢様がワガママ可愛い。私が主人公の立場でも間違いなく甘やかすね。プロローグの可愛い罵倒すらご褒美です……別にソッチの趣味はないよ? | |
ゼラさんのチョロイン度 | ★★★★★(5/5) |
ツンを通り越してツンドラ(極寒)なキャラほどデレたらすごいんだろうなーとか思ってたけど……早い! オチるのが早いよゼラさん! そしてやっぱりデレの破壊力がすごいよ! |
他の読者の評価
勇者な時間ほぼゼロで即追放されるけど、タイトル通りでわかりやすい展開。バトルもスピーディーで、ヒロインたちも積極性なので、テンポよく読み進められた
王道の面白さが走っている物語であり、魅力が中々に詰まっている事もあり、王道が好きな方は満足できるはずの物語である
あらすじ
勇者として異世界召喚されたリュートは、なぜか『能力なし』と言われ魔族領に追放されてしまう。
一人で生き抜く為の術も目的もない、そんな絶望の果てに森の中で出会ったのは……。
「魔王城に来なさい! 生きる意味ならあたしがあげるわ!」
討伐対象の魔王の一人娘・ルルノアだった!
彼女の一存でルルノアお付きの執事として魔王国に迎え入れられたリュート。
そしてこの運命的な出会いを皮切りに、隠蔽されていた彼の天与スキル『吊るされた男』が大陸を揺るがすほどの強大な力へと成長し始めて――!?
魔王令嬢の仰せのままに、元勇者が魔王国最強の座へ駆け上がる!? 王道無双ファンタジー開幕!
角川スニーカー文庫「魔王令嬢の執行者 ~魔王国に追放された無能勇者、隠された天与スキルで無双する~」
勇者として異世界召喚されたのに、魔王国に追放されました……
自分たちの都合で召喚しておいて、最低だね
でも魔王国で魔王の一人娘の執事になりました
あまりの急展開にビックリだよ
たった一年で魔王城の侍女長の胃痛の原因になった逸材だぞ?
何をやらかしたの!?
「魔王令嬢の執行者」3つの魅力!
©Sty・伊藤宗一/KADOKAWA
②チョロイン、もといヒロインたちがワガママ可愛い!
③いけいけハングドマン!ちょいウザ脳内会話がクセになるw
魅力① へ、変身だとぅ!?「アルカナ」が厨二心をくすぐりすぎる!
©Sty・伊藤宗一/KADOKAWA
「アルカナ」……それは世界に21人しか持ちえない謎の強大な力。
すでにこれだけで色々とくすぐられるものがあるんですけど、さらに主人公のアルカナ「ハングドマン」は、
へ、へ、変身だとぅ!?
鴉の面だったり、虫の羽だったり、何かいくつかモードみたいなのがあるっぽい。
ハハハ、どれだけ我の魂の奥深くに封じたヤツ(厨二心)を刺激しようというのだね?
余談だが、画像の主人公を見てテ〇フォーマーズっぽいと思ってしまったのは内緒だ!
変身ヒーローと変形ロボには抗えぬ魔力があるのだ……
特に男子は好きな人多いよね
魅力② チョロイン、もといヒロインたちがワガママ可愛い!
©Sty・伊藤宗一/KADOKAWA
人間の国を追放され、魔王国で生きていくこととなった主人公。
でも悲しくないよ、とっても可愛いヒロインたちがいるからね!(勝手に代弁)
主人公が仕えるワガママお嬢様な魔王の一人娘、おっとりお姉さま系公爵令嬢、ツンツンデレデレな騎士副団長etc……
しかも、みんなチョロインで独占欲強めってのが、またいいですね。
でもこんな可愛いヒロインたちに3D(ネタバレ)なんて言われたら、マジで精神的に死ぬる。
だが、まだ4D(ネタバレ)と言われるよりはマシかもしれないな
その謎のDは何なの?
魅力③ いけいけハングドマン!ちょいウザ脳内会話がクセになるw
©Sty・伊藤宗一/KADOKAWA
個人的に気に入っているのが、たびたび登場する主人公と謎の声との脳内会話。
まぁ謎の声と言っても、終盤に正体は明らかになりますが。
とにかく、この脳内会話がちょいウザだけど、クセになるんですよねぇ。
主人公に注意を促したり、主人公を励ましたり、主人公の女性関係を冷やかしたり……ウザッ!
色々とヒドいけど、無いと寂しく感じる阪神タイ〇ースファンの野次みたいなものかな……え、違う?
自軍選手の応援歌ですらイジってることがあるからな
阪〇の話はしてないよ
「魔王令嬢の執行者」を楽しめるのはココ!
©Sty・伊藤宗一/KADOKAWA
ライトノベルを読む
ジャンル | 王道無双ファンタジー |
作者 | Sty |
イラスト | 伊藤宗一 |
レーベル | 角川スニーカー文庫 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年9月1日 |
「魔王令嬢の執行者」が気になった方におススメ!
©ケンノジ・KWKM/KADOKAWA ©千月さかき・かぼちゃ/KADOKAWA ©一路傍・Noy/マイクロマガジン社
今回のおススメは「ヒロインが魔王(の娘)」の作品!
RPGじゃ考えられない組み合わせだね……
①外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者
あらすじ
歴代最悪と呼ばれた魔王を一人で暗殺し、表舞台から姿を消した伝説の暗殺者・ロラン。そんな彼が転職先として選んだのは、何の変哲もない冒険者ギルドで――!? 普通を目指すギルド職員の、無双な日常がはじまる!
KADOKAWA「外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者」
表向きには暗殺された魔王が、自分を倒した暗殺者と同棲中な件
なぜそんなことに……
②創造錬金術師は自由を謳歌する
あらすじ
心優しい下級官吏トールは錬金術の能力を職場で全く認められず、遂には魔王の生贄として人間領を追われることに。
だが、思いの外理知的な魔王に持ち前の物作りへの情熱を認められ、材料や権限も思い通り貰えてしまう!
ならば最高の錬金術師を目指そうと、異世界の国ニホンの「通販カタログ」を参考に錬金しまくると、
どれも魔族の知識を遥かに超える機能やバフを持つやりすぎチート魔道具ばかりに……?
メイドや魔王と国すら動かす超ド級の物作りが始まった!
KADOKAWA「創造錬金術師は自由を謳歌する 故郷を追放されたら、魔王のお膝元で超絶効果のマジックアイテム作り放題になりました」
魔王領に生贄として追放されたら、魔王にめちゃくちゃ気に入られた件
間違いなく故郷よりは幸せに暮らせそうだね!
③魔王スローライフを満喫する
あらすじ
第六魔王の呪いから勇者を庇い魔族に転じた光の司祭セロは、勇者パーティーから追放、強制転送させられる。
転送先で出会った第六魔王の娘ルーシーに魔王の素質を見出されたセロは、配下の魔族たちと共に領地を発展させていく。
そんな折セロの討伐にやってきた勇者パーティー一行。彼らが城下にあるトマト畑に入っていくとそこにはセロのスキルで強化された魔物が潜んでいて……?
GCノベルズ「魔王スローライフを満喫する~勇者から「攻略無理」と言われたけど、そこはダンジョンじゃない。トマト畑だ~ 1」
倒した魔王の呪いのせいで追放されたら、魔王の娘に見初められた上に新たな魔王になった件
色々と急展開だね!?
まとめ
厨二心くすぐる王道ファンタジー「魔王令嬢の執行者」のレビュー記事でした。
アルカナ関係については謎が多く、イマイチわからない部分も多かったですが、全体的にはテンポが良く読みやすい作品でした。
また、ヒロインたちを筆頭に魔王国側のキャラがとても魅力的でしたね。
特に心に鬱屈したものを抱える主人公と、天真爛漫な魔王の娘との組み合わせはとても相性が良いと思います。
プロローグの3D罵倒は初っ端から笑ってしまいました(笑)
アルカナの謎、人間側の不穏な動き、暗躍する「隠者」など、1巻はまだまだ序盤も序盤という雰囲気なので、今後どのようにストーリーが展開していくか楽しみですね。
Enjoy “MUDA” Life!