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・ろくでなしキャラがざまぁwされるとスカッとする!
・借りたものは返さないなら……奪い返せ!
借りたものは返す、これは人として当たり前のことですよね。
一番わかりやすい例で言えば借金ですが、返さなければ大変なことになる場合があります。
今回レビューする「技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし」は、そんな当たり前をファンタジーちっくにした作品!
奪われたものは奪い返す、取り立て系主人公(命名:私)です!
目次
「技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし」評価
©黄波戸井ショウリ・チーコ/オーバーラップ
甥っ子に貸したマンガが借りパク状態になっているんだが
ちゃんと「返せ」って言ったの?
いやぁ、いい歳した大人が子どもに「マンガ返せ」って何か言いづらくてなぁ……
でも人から借りたものを返さないのは教育に良くないと思うよ
そうだな! ベイビーステップ(全47巻)返してもらおう!
多いな!
ぶんごの評価
総合評価 | B |
「正義は勝つ」というよりも「奪うだけの存在を許さない」という内容でなかなか斬新だったと思います。明確な目標が見えないので、今後どのような展開になっていくのか気になる作品です | |
ストーリー・設定 | ★★★★★(3/5) |
スキルを貸して利息をつけて回収するという設定は斬新でしたし、主人公も単純に正義感で動くようなキャラではないのも良かったです。話のゴールが見えないので、今後どういう方向性で行くのかが気になります | |
キャラクターの魅力度 | ★★★★★(2/5) |
それぞれのキャラが性格だけ悪いけど、個性はあまり強くなかった印象です。何度も腕を切られたあの人が一番インパクトあったかも? | |
イラスト | ★★★★★(4/5) |
綺麗だけど、ちょっとクセ強なイラストですね。1巻表紙の主人公が完全に悪人っぽい…… | |
文章 | ★★★★★(2/5) |
特に問題もなく読みやすい文章ですが、前世の記憶を思い出して人格が大きく変わったのに、言動が妙にキザっぽいのは微妙な気分 | |
主人公の黒さ | ★★★★★(4/5) |
正義感じゃなくて貸し借りや損得勘定で動いているのが珍しいタイプです。でも悪人にはなれず、何だかんだ人を助けるちょい黒さん | |
コエさんのピュア度 | ★★★★★(5/5) |
世間知らずでちょっとズレてるコエさん可愛い。主人公が黒い分、ずっとピュアキャラでいてほしい…… |
他の読者の評価
最初はただの復讐物かと思っていましたが、話が進むにつれて様々な要素が増えてきて、なかなか読ませる内容でした
トイチという利息のヤバさと容赦ない中に一つの芯を持った主人公の魅力が光る物語であり、若干ダークに見えるけれどもその芯は熱いという、真っ直ぐな面白さが楽しめる
何でもかんでも逆襲するわけでなく約束を守らなかった相手だけってのが個人的には良かった
あらすじには『逆襲譚』とあり確かにその向きはあったけれど、何を推したいのか最後まで話の軸が掴めなかった
スキルを貸せるスキルってのに惹かれたはずが、序盤で大半を回収して貸す方はちょびっと。しかも本当に貸すだけで、話が膨らんだり転がったりはほとんどない
あらすじ
他人にスキルを貸し出すユニークスキル【技巧貸与】(スキル・レンダー)。
そんな便利な力を持つ青年マージはS級パーティの天才冒険者たちに利用され、全てを奪われ続けてきた。
その果てにマージは前人未到の迷宮最深部で、パーティには不要な存在だと一方的に切り捨てられ、
ボス戦を強要される。戦えば死あるのみ。絶望の淵でマージは仲間たちに告げる――
「貸したスキルを返してくれ。ただし利息はトイチだ」
数多のスキルと共に利息として膨大なスキルポイントを回収したマージ。
これにより規格外の力を獲得し、最強へと至ったマージの快進撃が今、始まる――。
全てを奪われ続けた冒険者の絶対なる逆襲譚、ここに開幕!
オーバーラップ文庫「技巧貸与〈スキル・レンダー〉のとりかえし~トイチって最初に言ったよな?~」
スキル貸してやるけど、10日で1割の利息ポイントが付くからヨロシク!
それどこの闇金の話?
ちなみに仲間達には数年単位で色んなスキルを貸してます
負債だらけだ!
返せない時は別のスキルを差し押さえます
完全に悪質な借金取りじゃん
「技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし」3つの魅力!
©黄波戸井ショウリ・チーコ/オーバーラップ
②新ジャンル?取り立て系主人公がダークな件
③コエさんがピュアすぎてそのままの君でいて欲しい(無理)
魅力① それどこの闇金?スキル貸します「スキル・レンダー」
©黄波戸井ショウリ・チーコ/オーバーラップ
主人公の能力「技巧貸与<スキル・レンダー>」は、なんと自分の持つスキルを貸し出すことができるというもの!
ただし、返す時にはポイントにトイチの利息が付くという闇金仕様。
しかも複利式……返さなかったら雪だるま式にに利息がかさんでいくやつですね、わかります。
じゃあ「一生返さなかったらいいんじゃね?」と思ったそこのアナタ、強制徴収が待ってるゾ☆
ちなみに主人公のパーティーは6年間借りっぱなしだったから……あっ(察し)
ちなみに負債がマイナスの場合、今後ゲットするポイントも強制徴収だから
絶対借りたくない!
魅力② 新ジャンル?取り立て系主人公がダークな件
©黄波戸井ショウリ・チーコ/オーバーラップ
散々パーティーメンバーから利用され、奪われ続けた主人公はとにかく貸し借りにこだわる男。
貸したものは必ず返してもらう……言わば取り立て系主人公!
……まぁ私のワードセンスは置いておいて。
正義の味方というよりは「奪う人間を許さない」というか、そういう悪人には一切容赦ゼロです。
奪われたら奪い返す……トイチ返しだ(半沢〇樹風)!
給料を5分の1にケチったヤツが、何と身体も5分の1にカット!
怖っ!? 軽く言ったけどめっちゃ怖っ!
魅力③ コエさんがピュアすぎてそのままの君でいて欲しい(無理)
©黄波戸井ショウリ・チーコ/オーバーラップ
全体的にブラックな連中ばかりの中で、唯一の癒しが主人公のサポートキャラ・コエさん!
元々主人公の脳内(?)だけにいたからか、世間知らずでめっちゃピュアなキャラです。
冗談を真に受けたり、行動がちょっとズレてる感じが可愛いんですよね。
この作品においては貴重なピュアキャラなので、ぜひこのままの君でいて欲しい!
……でもなぁ、敬愛する主(主人公)がブラックだからなぁ。
とりあえずコエさんの純粋さが失われないように、神(作者)に祈ります。
……朱に交われば赤くなる(ボソッ)
やめてくれ!?
「技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし」を楽しめるのはココ!
©黄波戸井ショウリ・チーコ/オーバーラップ
ライトノベルを読む
ジャンル | 全てを奪われ続けた冒険者の絶対なる逆襲譚 |
作者 | 黄波戸井ショウリ |
イラスト | チーコ |
レーベル | オーバーラップ文庫 |
出版社 | オーバーラップ |
巻数 | ~3巻(2024年5月現在) |
コミック版を読む
漫画 | 小山ナオト |
原作 | 黄波戸井ショウリ |
レーベル | ヤンマガKCスペシャル |
出版社 | 講談社 |
巻数 | ~7巻(2024年5月現在) |
「技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし」が気になった方におススメ!
©月夜涙・れい亜/KADOKAWA ©明鏡シスイ・tef/ホビージャパン
今回のおススメは「主人公がちょっぴりダーク」な作品だ
なぜ、あえて「ちょっぴり」……
①世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
あらすじ
世界一の暗殺者が、暗殺貴族の長男に転生した。現代であらゆる暗殺を可能にした幅広い知識と経験、そして異世界最強と謳われた暗殺者一族の秘術と魔法。そのすべてが相乗効果をうみ、彼は史上並び立つものがいない暗殺者へと成長していく――。 WEB発超人気作が大幅加筆にて新生、最強×無敵のアサシンズ・ファンタジー!!
KADOKAWA「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」
女神からの依頼で勇者を暗殺することになった主人公だな
勇者は何をやらかしたの……?
暗殺のためには何でも利用するように見えて、家族や周りの人たちを大切にしてるのがイイな
ギャップがハンパない
②信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!
あらすじ
人類が劣等種扱いされる世界。冒険者パーティ「種族の集い」で荷物持ちをしていた人間の少年・ライトは、世界最凶ダンジョン「奈落」の奥深くで追放を宣告され、さらには命を狙われる。
「奈落」で生き残るため、唯一もっているスキル《無限ガチャ》を破れかぶれで使ったライト。それに応えて召喚されたのは、「レベル9999」の圧倒的強さを誇る仲間たちだった――!
それから3年。自らもレベル9999となったライトは、自分に忠誠を誓う美少女たち(なお、全員がレベル9999)に好意を寄せられながら、その圧倒的な力で地上への快進撃を開始する!!
HJノベルス「信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します! 1」
仲間に裏切られて死にかけた主人公が、新しい仲間と共に復讐する話だな
なるほど、確かにダークっぽい主人公だね!
敵には容赦ないが、仲間に対しては美少女やイケメン、モヒカンだろうが分け隔てなく優しいぞ!
モヒカン!?
③ケモノガリ
あらすじ
何もかもが平凡な少年。だが誰にでも一つくらいは取り得がある。彼の場合はそれが「殺人」だった――。東欧小国で修学旅行中のバスが拉致された。犯行グループは財閥の好事家たちによる「狩猟クラブ」。GPSを埋め込まれ、廃墟の街を逃げまどう生徒たち。「人間狩り」のゲームが始まる。しかしその時、誰も予期せぬトラブルが起こった。赤神楼樹の才能が、極限状況下で開花してしまったのだ。赤神の鎖が解かれる……逆転するゲーム。ゲームをさらに盛り上げるため、続々と放たれる娯楽提供者……ガスマスクを着用した毒薬使いの黒ドレスの女。ホッケーマスクのシリアルキラー。無惨に散る「ケモノ」は、果たしてどっちだ――?
小学館「ケモノガリ」
人間狩りゲームに巻き込まれて殺〇の才能に目覚めた主人公が、上流階級の連中をバッサバッサ斬っていくぞ!
「ちょっぴり」ダークどこ行った?
刺激が強いので良い子は見ないように!
何で紹介したのよ……
まとめ
借りパクは許さない、取り立て系主人公の活躍譚「技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし」のレビュー記事でした。
スキル・レンダーの設定と、主人公が単純に正義の味方ではないところが面白かったです。
他人から奪おうとする人間に対しては容赦なく取り立て、弱者に対しては負担にならないように取り立てる。
まさに取り立て系主人公(命名:私)の本領発揮といった感じでした。
なかなか目標の見えづらい所はありますが、世界観や設定が気になる方はぜひ読んでみてください。
Enjoy “MUDA” Life!