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・どうせチートならとことん規格外にしちゃえ!
・勇者?魔法使い?いや、回復役こそがいぶし銀!
・ヒロインは各種属性を取り揃えてますか?
ファンタジーの主人公と言えば勇者や騎士、魔法使いなどのイメージが強いですよね。
しかし、近年のライトノベルではそれ以外の非戦闘系の職業も注目されるようになりました。
今回レビューする作品もその中の一つ、「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」!
人の怪我や病気を癒やす治癒師(ヒーラー)が主人公の作品です。
主人公のとんでもない規格外さが痛快ですよ!
目次
「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」評価
©菱川さかく・だぶ竜/SBクリエイティブ

子どもの頃から医者だけはなりたくないと思ってたんだよな

え、立派な仕事なのに何で?

医者が嫌いとかじゃなくて、ドラマの手術シーンとか見て「俺には無理だ!」って感じてたんだよ

なるほど、それは分かる気がするなぁ

ワイロや権力争い、医局の確執とか色々面倒くさいんだろ?

ドラマの見過ぎだよ!
ぶんごの評価
総合評価 | B |
ストーリーとしては典型的な追放チート主人公ですが話のテンポが良く、何よりもキャラが魅力的でとても面白かったです。個人的には最後の金貨のくだりがかなり良かったと思います | |
ストーリー・設定 | ★★★★★(3/5) |
設定としては良くある追放ものといった感じですが、主人公をあえて闇ヒーラーにしたところは斬新でした。師匠や聖女の存在など、今後への布石も見られた点も良かったです | |
キャラクターの魅力度 | ★★★★★(4/5) |
それぞれに個性の強いヒロインたちがちょっとずつ残念な感じがすごくツボでした。個人的にお気に入りはカーミラとクリシュナ | |
イラスト | ★★★★★(5/5) |
だぶ竜さんと聞いただけで間違いないとわかるイラストです。ワイルド系お姉さまに対抗しようとするリリが可愛いですね | |
文章 | ★★★★★(3/5) |
地の文がちょくちょく主人公と第三者視点が混じってはいますが、全体的に読みやすい文章だったと思います | |
女性キャラの肉食度 | ★★★★★(4/5) |
とにかくヒロインたちが積極的で、まさに肉食女子! 幼女のリリまで積極的なのは微笑ましいような、事案発生が恐ろしいような…… | |
主人公の規格外度 | ★★★★★(5/5) |
主人公の治癒能力の高さが規格外。腕を切るしかない→腕を生やせばいいという発想は斜め上すぎるわ |
他の読者の評価

ツエーの治癒師ということでヒューマン系の話がメインなのですが、お涙頂戴の重い話しもなく、主人公のツエーも鼻につかず読みやすいです。疲れて仕事帰りに読むとホッとする現実逃避にぴったりの娯楽小説です

タイトル偽りなし。闇と言ってもBJとは違ってライトでした

ハーレム展開が安易な感じですが、格好良い台詞やシチュエーションは良いなと思う、そんな作品

師匠はいたとはいえどこで現代医療のような知識を得たのかと思ったが、死体をバラして内蔵とか調べるのは納得できて良かった

追放者で期待したいのがざまぁ展開だけど、最後にあったけど…爽快感が全くない

「一瞬で直していたから有能さを理解されていなかった」という部分、さすがに強引すぎた
あらすじ
「お前、最近何もやってないよな。ぶっちゃけもういらないんだ」
仲間のため必死に腕を磨き、パーティメンバーが少しでも傷つけば一瞬で治療、
さらには皆が傷を負いにくいように防護魔法や能力強化魔法まで併用していた
天才治癒師ゼノス。だが、その貢献を認めない仲間たちにより、彼は理不尽に
パーティから追放された。
失意のゼノスは街中で大怪我をしたエルフの奴隷少女リリと出会い、その命を
助けるが――「私、生きてる……? 絶対死んだと思ったのに」
「ははは、これくらいはかすり傷だろ」
「……すごいっ」その出会いをきっかけに、ライセンスを持たない闇ヒーラーとして治療院を
ひらくことになったゼノス。弱きを助け、強き者からは大金をせしめる凄腕
治癒師の噂は口コミで広がり、いつしか王宮にまで届くようになっていく!一方、ゼノスが抜けたパーティは、優秀な治癒師が抜けたことで、満身創痍の
状態にあった。でも、今さら戻ってこいと言われても、気にいらない相手からは
高額の治療費を受け取るようにしたので……おたくら払えますか?
SBクリエイティブ「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」

パーティを追放されたので、闇ヒーラー(医者)になることにしました

早まらないで!?

現代の倫理観だとそうだけど、主人公は貧民街出身という理由でまともな仕事に就けないんだよな

……嫌な世界だね

そんなわけで子どもは無料で、金持ちからはふんだくる治癒師が誕生というわけだ

やってることはほぼブ〇ックジャックじゃん
「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」3つの魅力!
©菱川さかく・だぶ竜/SBクリエイティブ
②主人公をめぐって裏社会の勢力が戦争じゃああぁぁ!
③肉食系ヒロインたちの個性が魅力 or 残念?
魅力① 闇医者ってカッコよくない?(良い子はマネしちゃダメだぞ!)
©菱川さかく・だぶ竜/SBクリエイティブ
主人公は貧民出身のせいでライセンス(医師免許的なもの)が取得できないので、無許可の闇ヒーラーとして活動することになります。
ブ〇ック・ジャック好きな私としては、もう設定だけでワクワクするものがありますね!
闇~とか裏~って、何だか厨二心が揺さぶられません?
闇医者ってアウトローな感じがしてカッコイイと思うんですよね……現実で関わりたいとは思いませんが。
そんな厨二心くすぐりまくりな闇ヒーラーの活躍をぜひ楽しんで欲しいです。

闇とか裏のつく言葉って、どんなのがあるっけ?

闇医者とか裏社会とか、あと裏アカとか

最後のカッコイイ?
魅力② 主人公をめぐって裏社会の勢力が戦争じゃああぁぁ!
©菱川さかく・だぶ竜/SBクリエイティブ
貧民街を取り仕切る三大勢力、リザードマン、ワーウルフ、オーク(ファンタジーやで)。
それぞれの女ボス(もちろん美人)が主人公を気に入ってしまったものだから、それはもう大変なんてもんじゃない。
裏社会を牛耳る三大勢力が主人公を巡って全面戦争!?
元々長い間仲が悪かったとはいえ、きっかけが一人の男を取り合う女の戦いって……それでいいのか三大勢力。
三大勢力の全面戦争、そしてボス同士の女の戦いがどうなるか、まさかの決着を見逃すな!

もし俺が主人公の立場だったら胃に穴が開くかハゲると思う

ストレスがハンパないのはよくわかった
魅力③ 肉食系ヒロインたちの個性が魅力 or 残念?
©菱川さかく・だぶ竜/SBクリエイティブ
この作品のヒロインたちは主人公にガンガン迫っていく、まさに肉食系女子!
スタイル抜群の美女だけなく幼女まで迫ってくるとは、これは事案待ったなしですね(即アウト)。
キャラも違えば、種族すらも違うという個性豊かなヒロインたちですが……それぞれちょっと残念なのも魅力だと思います。
個人的に押しキャラなのはカーミラとクリシュナですね。
特にカーミラは幽霊なのに妙に俗っぽいところや、主人公たちをからかって楽しむところが面白いです。
ヒロインのバリエーションがとても豊かなので、ぜひ推しキャラを見つけてみてください!

ちなみにどんなところが残念なの?

おにぎりと間違えて爆弾を食べてしまったとか

ちょっとって何だっけ
「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」を楽しめるのはココ!
©菱川さかく・だぶ竜/SBクリエイティブ
ライトノベルを読む
ジャンル | 闇医者ファンタジー |
作者 | 菱川さかく |
イラスト | だぶ竜 |
レーベル | GAノベル |
出版社 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2021年10月14日 |
「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」が気になった方におススメ!
©影茸・カカオ・ランタン/双葉社 ©幼馴じみ・おりょう/双葉社 ©空水城・tef/KADOKAWA

今回のおススメは「追放されたヒーラー」の作品だ!

ヒーラーってそんなに追放されやすいの?
①パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき
あらすじ
一流パーティーに所属するラウストは、治癒師にもかかわらず初級魔法のヒールしか使えない。そのため彼は仲間に少しでも貢献しようと自分自身を鍛えてきたが、その甲斐むなしくリーダーのマルグルスから追放を言い渡されてしまう。その後、マルグルスたちは新たな治癒師を仲間にするのだが、それをきっかけにラウストがいかに優れた能力を持っていたのかを悟ることになった。虐げられていた治癒師が、自らを認めてくれる仲間を得て成り上がる――
双葉社「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき 1」

初級の回復魔法しか使えないから追放されてしまった……

うーん、それはツラいね

代わりに鍛えまくったおかげで超強くなったし、めちゃくちゃ優秀なのに!

回復役として何かが間違ってない?
②異世界の迷宮都市で治癒魔法使いやってます
あらすじ
大学生の佐藤四季は、目が覚めると異世界の迷宮都市に飛ばされていた。そこで治癒魔法に目覚めた彼だったが、怪我を治す代わりにセクハラなんてしていたものだから、ついに勤めていた治療院をクビになってしまう。途方にくれる四季。しかし、彼は生きるため冒険者として迷宮に潜ることを決意する。そして、傷ついた奴隷の少女ユエルと出会い――。
双葉社「異世界の迷宮都市で治癒魔法使いやってます 1」

異世界転移して治療院に勤めていた主人公だが、職場を追放……というかクビになってしまった

もしかして誰かに陥れられたとか?

原因はセクハラ

自業自得だった!
③勇者パーティーで回復役だった僕は、田舎村で治療院を開きます
あらすじ
「僕は……お役御免?」パーティーから追放され、居場所を失った失意のゼノンは、誰も自分のことを知らない田舎で、ユニークスキル「高速の癒やし手」を使って人々を助ける治療院を始めることを決意した。名前もノンに変え、心機一転、理想的なのんびり生活を手にしたが、ある日、一人の少女が現れたことで、ただのんびり過ごすだけとはいかなくなり…!?
田舎村で自らの役割と仲間を見つけた少年の、癒しと冒険のほのぼのカントリー・ライフ!
KADOKAWA「勇者パーティーで回復役だった僕は、田舎村で治療院を開きます」

パーティーを追放されてしまったので、田舎で治療院を始めることにしました

追放されるのは大変だけど、田舎でスローライフは憧れるよね

あぁ、田舎の情景が心に沁みるなぁ……

心が疲れてるね
まとめ
追放された規格外闇ヒーラーが自由気ままに生きる「一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる」のレビュー記事でした。
まさに「娯楽」という感じで、現実に疲れたときに読んで欲しい一冊ですね。
「一瞬で傷を治す」という設定からぶっ飛んだものではありますが、単に主人公が無双するのではなく、人との関わりを描いていた点が良かったです。
キャラもかなり魅力的で、それぞれに強い個性があります。
特にレイスのカーミラが最初のおどろおどろしいキャラから、段々ゴシップ好きな一面を出していくのが可愛らしかったです。
そして元パーティメンバーとの事件は、結末が非常に良かったと思います。
ただ許すではなく、しかし見捨てるでもなく、一番良い着地点で解決したのではないでしょうか。
今後、師匠の話や聖女の登場も予想されるのでますます楽しみですね。
タイトルで敬遠する人もいるかもしれませんが、個人的にはかなり楽しめたのでぜひ一度読んでみて欲しいと思います!
Enjoy “MUDA” Life!