この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
・万能系主人公って最高だよな
・成熟した女性がヒロインのラブコメが読みたい!
・血のつながりのない娘との親子愛とか反則だろ!(涙腺崩壊)
何でもできる人って憧れますよね。
例えば自分で車をいじれたり、家の修理ができたり、専門職とは言わずともちょっとしたことができるとカッコよく感じます。
そして今回レビューする「手札が多めのビクトリア」は、何でもござれな万能系主人公!
元工作員の主人公が、様々な経験や技能を活かしながら幸せなセカンドライフを目指します!
目次
「手札が多めのビクトリア」評価
©守雨・藤実なんな/KADOKAWA

やっぱり色んなことができた方が便利だよなぁ

できないよりはできた方がいいだろうけど……どうしたの?

自分にはないスキルを持ってる人を見ると「俺はこれでいいのか?」って思っちゃうんだよ

なるほど。ちなみにどんなスキルを身につけたいの?

……リアルなジオラマを作るスキルとか?

それは本当に必要なスキルなの!?
ぶんごの評価
総合評価 | A |
ストーリー、キャラ、文章全てにおいて雰囲気がとても良くて個人的に好みでした。上司に裏切られた主人公が可愛い娘や周りの人に恵まれて、新たな人生を歩む様は心温まります | |
ストーリー・設定 | ★★★★★(3/5) |
ストーリーや設定は特別珍しいものではありませんが、とにかく作品の雰囲気が良いですね。人生を再出発させた主人公が優しい人たちに恵まれるのは、主人公の本質が優しい人間だからこそだと感じました | |
キャラクターの魅力度 | ★★★★★(4/5) |
悪目立ちするキャラがいなくて、全体的に落ち着いてる印象です。それでいてちゃんとキャラが立っているのは作り込みがしっかりしてるからですね。メインの二人の年齢設定が意外と高いのも、この作品の世界観に合っていて好印象 | |
イラスト | ★★★★★(4/5) |
とても綺麗なイラストですね。ちゃんとキャラの年齢に合った落ち着いたデザインなのもGOOD! | |
文章 | ★★★★★(4/5) |
非常に丁寧に書かれている文章だな、という印象です。この文章だからこそ、作品全体に温かい雰囲気が生まれているんだなと納得ですね | |
主人公の万能度 | ★★★★★(4/5) |
料理も語学も、格闘まで何でもござれのパーフェクトウーマン。強いて苦手なことをあげるとするなら……恋愛、かな(ドヤ顔) | |
ノンナの可愛さ | ★★★★★(5/5) |
表紙見てクール系美女だと勝手に思っていた主人公がまさかの親バカ……。でも仕方ないノンナガカワイイカラー!(錯乱) |
他の読者の評価

予想以上に好みの作品だった。工作員時代の手札が家族愛に活かされるのは気持ちが良かった

ノンナをはじめとして、良い縁に恵まれて素敵な交流をしてるのがとても良かったですね

ずば抜けた身体能力を持っているのは勿論、多国語を操り家事仕事も完璧な多才すぎるヒロインがカッコいい!

料理の上手な工作員は最強です

一つ一つの小ネタやエピソードが、すべて主軸に絡んでいるのがとてもいい

全体的に情景描写がない感じ。どこに行った、何をしたの事象の羅列だけで話が進むので場面の絵が浮べにくい

ちょっと展開が急すぎるかなという印象
あらすじ
各国で工作員が暗躍する時代、とある国――ハグル王国の工作員クロエは、類まれなる変装技術と体術で、難しい任務さえも次々と完遂する日々を送っていた。
しかし、上司の裏切りをきっかけに彼女は組織から忽然と姿を消してしまう。なぜならクロエは、隣国アシュベリー王国の一般市民ビクトリアとして、夢に見ていた「普通(しあわせ)」な人生をやり直す計画を立てていたのだ。
そんなビクトリアはセカンドライフ初日にとある少女を保護したことで、想定外だが幸せなスタートを切り、多くの人々と関わっていく。
新天地で彼女は歴史学者の助手・語学の先生・凶悪犯の脱獄補助と、工作員時代に培った経験と才能を活かして大活躍!!
一方でビクトリアの強さに興味を持つ第二王子や組織の追っ手など、手札が多い彼女に対して迫る影も多く――!?
アクションと心あたたまるビクトリアの人生修復物語、ここに開幕!!
KADOKAWA「手札が多めのビクトリア 1」

スゴ腕工作員、組織を抜けて「普通の人生」をやり直すの巻

よく知らないけど、そういう組織って簡単に抜けられるの?

そこはほら、偽装とか裏工作とかあるじゃないか

……さいですか

元工作員の経験を活かして、歴史学者の助手や語学の先生、脱獄の手伝いなど色々やってるぞ

普通の人生って何だっけ?
「手札が多めのビクトリア」3つの魅力!
©守雨・藤実なんな/KADOKAWA
②何という人たらしw善人だらけのハッピーセカンドライフ!
③拾った幼女が可愛すぎてヒロインが人格崩壊してる件(ふへへ)
魅力① 元工作員スゲー!何でもできちゃう万能型ヒロイン(一部除く)
©守雨・藤実なんな/KADOKAWA
作品のヒロインであるビクトリア(アンナ)は、元スゴ腕工作員だけあってとにかく万能!
料理、洗濯といった家事はもちろん、語学、マナー、格闘術、木登りまで何でもござれ。
…………まぁ恋愛面はかなり不器用な気配がしてますけど。
万能型主人公は賛否あると思いますが、「経験豊富で色々できるようになった設定」は個人的に好きです。
苦学生でバイトしまくってたら色々特技が増えてたとかイイよね。
べ、別に「万能チートで俺TUEEE!」を貶してるわけじゃないんだからね!(無駄ツンデレ)

俺も色んな仕事を経験したが、身に付いたのは愛想笑いくらいかな……

どんな経験してきたの!?
魅力② 何という人たらしw善人だらけのハッピーセカンドライフ!
©守雨・藤実なんな/KADOKAWA
表紙だけ見ると「このヒロイン無愛s……もといクール系かな?」なんて思ってましたが、めっちゃ優しくてイイ人やん!
そんなヒロインなので、周りに集まる人たちもイイ人たちばっかりで安全安心です。
気難しいけど本当は優しい歴史学者や、気難しいけど本当は世話焼きな貴族のご婦人……。
あれ、気難しい人多くない?
ま、まぁヒロインと関わるようになって完全に善人キャラになってるから問題なし!
そんな人たらしなヒロインと、周囲の人たちとの交流がとても心温まるストーリーです!

俺もよく異性から「イイ人だね」って言われるぞ

それって遠回しなアウトオブ眼中では……
魅力③ 拾った幼女が可愛すぎてヒロインが人格崩壊してる件(ふへへ)
©守雨・藤実なんな/KADOKAWA
お一人様でセカンドライフ始めるつもりが幼女拾いました。
とまぁ、ヒロインが新天地で早々に優しさを発揮するのが、親から捨てられた幼女ことノンナを保護するエピソードです。
……第一章の初っ端だよ?
でも仕方ない、だってノンナが控えめに言って超絶可愛いから(控えめとは?)。
元工作員のヒロインだってノンナの可愛さにやられっぱなしだぜ、ふへへ。
親子のような姉妹のような、そんなヒロインとノンナの関係がとてもハートフル!
そして何より…………萌える!(最重要事項)

リアル幼女は保護しても連れて帰ることはできません

当たり前だよ!
「手札が多めのビクトリア」を楽しめるのはココ!
©守雨・藤実なんな/KADOKAWA
ライトノベルを読む
ジャンル | 凄腕元工作員の人生修復物語 |
作者 | 守雨 |
イラスト | 藤実なんな |
レーベル | MFブックス |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年7月25日 |
「手札が多めのビクトリア」が気になった方におススメ!
©緋色の雨・村上ゆいち/KADOKAWA ©桜生懐・ファルまろ/KADOKAWA ©明鏡シスイ・tef/ホビージャパン

今回のおススメは「主人公の手札が多め」な作品!

それって要するに「色々できる」ってことだよね?
①悪役令嬢の執事様
あらすじ
乙女ゲームの世界で悪役令嬢の執事に転生した俺。闇堕ちして破滅しないように主のソフィアお嬢様を育てたら、逆に邪魔者を破滅させるほど有能に!?
王子の求愛に目もくれないお嬢様の望みは、俺と過ごす学園生活。派閥争いの勃発やヒロインの参戦、破滅フラグはまだまだ健在のようですが、お嬢様の幸せのため、邪魔者は全て潰して差し上げます――。
KADOKAWA「悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます」

悪役令嬢を破滅させないために、努力しまくって万能執事となった主人公だな

何それ、めっちゃカッコイイ!
②純白令嬢の諜報員
あらすじ
あらゆる任務を成功させてきた、某国最高峰の諜報員・ラプター。
彼が転生した異世界は、彼の心を唯一震わせ、そして絶望させた小説『薄幸のロザリンド』の世界そのものだった。
ゆえに彼には分かっていた。令嬢ロザリンド――物語の主人公であり、最も愛した少女が、世にも凄惨な末路を辿ることを。
「こんなバカげた結末――私が必ず変えてみせる」
どんな極秘情報さえ「作品の設定」として全て記憶しているラプター。
世界の未来さえも識っている彼は、縦横無尽の暗躍を以て、少女の破滅を〈改編〉する――!
第34回ファンタジア大賞《金賞》の謀略ファンタジー開幕!
KADOKAWA「純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期」

元最高峰の諜報員だけあって何でもできる主人公だが、主を妄信しすぎる変態なのが玉に瑕だな

玉に瑕というか、致命傷じゃない?
③信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!
あらすじ
人類が劣等種扱いされる世界。冒険者パーティ「種族の集い」で荷物持ちをしていた人間の少年・ライトは、世界最凶ダンジョン「奈落」の奥深くで追放を宣告され、さらには命を狙われる。
「奈落」で生き残るため、唯一もっているスキル《無限ガチャ》を破れかぶれで使ったライト。それに応えて召喚されたのは、「レベル9999」の圧倒的強さを誇る仲間たちだった――!
それから3年。自らもレベル9999となったライトは、自分に忠誠を誓う美少女たち(なお、全員がレベル9999)に好意を寄せられながら、その圧倒的な力で地上への快進撃を開始する!!
ホビージャパン「信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します! 1」

「無限ガチャ」のスキルでカードを排出させ続けられる、これぞリアル「手札が多い」主人公!

「手札が多い」ってそっち!?
まとめ
スゴ腕の元工作員が普通の幸せを取り戻すためにセカンドライフを始める「手札が多めのビクトリア」のレビュー記事でした。
ストーリーに派手さや物珍しさはありませんが、非常に優しい世界観で描かれているのが良いですね。
ヒロインを筆頭に優しさ溢れるキャラ達(一部除く)も、とても魅力的でした。
1巻で十分ヒロインは人生を取り戻せたと思いますが、新天地での生活、新たな家族との関係、そして過去との因縁など楽しみな要素がまだまだあります。
主要人物はみんな幸せになってもらいたいキャラばかりなので、さらに幸福な続きを期待したいですね。
Enjoy “MUDA” Life!