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・悪役令嬢がヒロインの作品が好き
・現代兵器で無双する作品が読みたい!
・俺、実はハー〇マン軍曹にシゴかれたいと思ってたんだ……
ラノベの人気ジャンルの一つに「悪役令嬢」がありますが、これまで様々なパターンの作品がありました。
時に悪役令嬢本人、時に側近、はたまたモブに生まれ変わってみたり……。
今回紹介する「鉄血の海兵令嬢」も悪役令嬢の従者に転生する作品ですが、主人公の前世が実に個性的!
まさかの元アメリカ海兵隊が乙女ゲームの世界に殴り込みだッ!
目次
「鉄血の海兵令嬢」評価
©草薙刃・ヲさかな/KADOKAWA
元運動部だったせいか、いまだに体育会系なところが残ってるんだよなぁ
へぇ~、例えば?
飲み会は最後まで上司に付き合うとか……
…………最後ってどこまで?
5軒目まではギリ覚えてる
ツラいなぁ
ぶんごの評価
総合評価 | B |
設定としては非常に斬新さを感じるのに、ストーリー展開は王道という不思議な作品です。何といってもヒロインが脳きn……もとい魅力的なのが大きいと感じます。他のキャラもそれぞれが役割を果たしていて良い感じですが、今後さらに部下が増えたときにどうなるかが注目ですね | |
ストーリー・設定 | ★★★★★(4/5) |
元海兵隊が悪役令嬢本人ではなく従者に転生し、しかも悪役令嬢を鍛え上げるという斬新な設定が光る作品でした。悪役令嬢もストーリーも徐々に軍隊式に染められていくのがいいですね(笑)いまいち乙女ゲーム設定を活かせていない感じはありますが、そこは今後の展開に期待 | |
キャラクターの魅力度 | ★★★★★(3/5) |
やはり主従であり師弟でもあるメイン二人が素晴らしいですね。アリシアの変貌と根性には拍手しかないです。ただ、敵キャラの頭が弱すぎて単にイラッとするザコ感が強いので、敵として魅力的なキャラが出てくるとさらに面白くなりそう | |
イラスト | ★★★★★(2/5) |
表紙の雰囲気は好きです。しかし、挿し絵はコマ割りが多いのに線がハッキリしていないので、一見何を描いているのかわからない部分があるのが少し気になります | |
文章 | ★★★★★(3/5) |
いかにもアメリカ軍隊イメージのスラング多めなので、下ネタ・下品な表現が苦手な人はダメかも(私は平気ですが)? 読んでいて脱字が多めだったのでやや減点 | |
アリシアのお嬢様度(訓練前) | ★★★★★(5/5) |
才色兼備で公爵家令嬢としての矜持も持ち合わせた、まさに完璧令嬢。婚約破棄した王子はおバカとしか言いようがない | |
アリシアのお嬢様度(訓練後) | ★★★★★(3/5) |
パッと見は完璧令嬢、中身は脳筋。服や宝石よりもコンバットナイフを欲しがる令嬢にジョブチェンジ。どうしてこうなった |
他の読者の評価
下品な海兵隊ジョークを浴びせられながら鍛え上がられたアリシアの変わりようとその根性は素晴らしい。また、たまに見せるツンデレなところも魅力的
海兵出身者が転生して悪役令嬢になるのではなく、その従者が海兵であり訓練教官として令嬢を海兵として鍛え上げていくのが面白い
変化球かつ王道な一冊。WEB小説にしては珍しく巻末にラフや没イラストのページがあり、ビジュアル的にも満足
悪役令嬢物のテンプレを踏まえた上での洋ドラ的口悪ミリタリーアクションにぶちこまれるお嬢様は最高だよ
鍛え上げられたアリシアが色々と変わりすぎて面白いw
序盤はハートマン軍曹パロディで楽しめたが、そのパロディの出番がなくなる中盤からはどっちが主人公でどんな話を描きたいかがわからなくなってくる
面白いんだけどノー説明でM14が出てくるのが謎っぽい
あらすじ
「お嬢様! たった今この時より、貴様はこの地上で最下等の生物に格下げとなる!」
ヴィクラント王国第二王子ウィリアムから婚約破棄された公爵家令嬢アリシアに、罵声が浴びせられる。その声の主は従者アベル、正確には彼と同化したアメリカ海兵隊カイル・デヴィッドソン少佐のものだった!
婚約破棄に絶望したアリシアが破滅を迎える前に、“クソッタレの殺戮兵器”へと仕立てるため新兵訓練を施す。並み居る政敵どもをなぎ倒し、国家に平和と秩序をもたらすために!!
KADOKAWA「鉄血の海兵令嬢」
乙女ゲームの悪役令嬢の従者に転生してしまった……
結構よく聞く設定だよね?
前世はアメリカ海兵隊少佐
全然よく聞く設定じゃなかった
破滅フラグ回避のために悪役令嬢を軍隊式訓練で鍛え上げるぞ!
何で!?
「鉄血の海兵令嬢」3つの魅力!
©草薙刃・ヲさかな/KADOKAWA
②悪役令嬢×海兵隊式訓練=殺戮兵器!?(恐怖)
③国家の平和のためにライフルでヒャッハーするぜ!
魅力① 乙女ゲーの世界にアメリカ海兵が入ったらアカンw
©草薙刃・ヲさかな/KADOKAWA
乙女ゲームの悪役令嬢の従者に転生してしまった……。
これだけ聞くとそれほど珍しい設定ではありませんが、今回の主人公は前世はなんとアメリカ海兵隊!
いやぁ、今まで色んな転生モノを読んできましたが、これほど乙女ゲームの世界が似合わない主人公も珍しいですね。
素手で人間の首へし折る人が乙女ゲーム世界に入ったらアカンw
「混ぜたら危険」を通り越しすぎて、むしろ「もっとやれ」的な中毒性がヤバイっス。
見た目は美少年なのに、中身はハー〇マン軍曹というギャップが面白いな
正反対すぎて、ギャップどころか水と油だよ
魅力② 悪役令嬢×海兵隊式訓練=殺戮兵器!?(恐怖)
©草薙刃・ヲさかな/KADOKAWA
色ボケしまくった王子にこっぴどくフラれたせいで、心に深い傷を負った悪役令嬢アリシア。
主人公は海兵隊式訓練をアリシアに受けさせることで、そのトラウマから立ち直らせようと…………ん?
ナ ン デ ソ ウ ナ ッ タ ?
いやまぁ、結果的にハー〇マン軍曹的なシゴキによってトラウマは乗り越えられたんですが。
そのせいで完璧淑女だった公爵令嬢が、ドレスや宝石よりコンバットナイフを欲しがる脳筋令嬢にジョブチェンジを遂げてしまったというか……。
そりゃあ主人公がメイド(アリシアの幼馴染)から冷たい目を向けられるのも仕方ないよね!
クールビューティーなメイドから冷たい目を向けられるのは、むしろご褒美では?
自重して
魅力③ 国家の平和のためにライフルでヒャッハーするぜ!
©草薙刃・ヲさかな/KADOKAWA
王子の婚約破棄騒動をきっかけに、まさかの国家存亡の危機まで話がデカくなる展開を誰が予想したか……。
まぁ次期国王候補が色ボケだから仕方ないよねって感じですが。
そんな中、アリシアを筆頭に国家の平和と秩序のために立ち上がる主人公たち。
武器はもちろん剣と魔法……などではなく海兵隊らしくライフルとCQB(近接戦闘)だッ!
主人公とアリシアだけじゃなく、チャラ男なスナイパーや爆弾魔な姐さんまで加えたチームがヒャッハー!しながら国家を救う痛快さが楽しいですね!
今さら気付いたがこのチーム、マトモなのがいないな!
読んでる途中に気付こうよ……
「鉄血の海兵令嬢」を楽しめるのはココ!
©草薙刃・ヲさかな/KADOKAWA
ライトノベルを読む
ジャンル | 鉄血令嬢と海兵隊の勧善懲悪ファンタジー(仮) |
作者 | 草薙刃 |
イラスト | ヲさかな |
レーベル | 電撃の新文芸 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年1月17日 |
「鉄血の海兵令嬢」が気になった方におススメ!
©白米良・たかやKi/オーバーラップ ©明鏡シスイ・硯/KADOKAWA ©忍野佐輔・大熊まい/KADOKAWA
今回のおススメは「ファンタジー世界を現代兵器でヒャッハー!」する作品!
ヒャッハー!はしちゃダメ
①ありふれた職業で世界最強
あらすじ
「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。
クラスメイトが次々に戦闘向きのチート能力を発現するなかで、地味な錬成師となってしまったハジメ。
異世界でも最弱の彼は、クラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまう。
魔物が蠢く絶望のなか、ハジメは最強へ至る活路を開き、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。
WEB上で絶大な人気を誇る異世界ファンタジー小説が、番外編「勝率0パーセントの戦い」も収録されてついに書籍化!
オーバーラップ文庫「ありふれた職業で世界最強1」
現代兵器というか、レールガンやパイルバンカーといった男心くすぐるロマン兵器でヒャッハーだ!
ファンタジー現代兵器でヒャッハー……
②軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!?
あらすじ
通り魔に殺され異世界に転生した少年リュート。魔力が人生を分けるこの世界で、けれど彼には才能がなかった。そこで現代の知識を活かし“銃”の製造に挑む。前世で果たせなかった、誰かを救うという思いを胸に――。
KADOKAWA「軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!?1」
異世界転生したが魔術の才能がない主人公が、前世の知識で銃を再現してヒャッハーする話だな
前世の知識で銃を作れるってヤバくない!?
③武装メイドに魔法は要らない
あらすじ
元・民兵の仲村マリナは転生した異世界で、公女エリザベートのメイドとなる。命を狙われるエリザを護るため、魔法の力で現代兵器を召喚する能力を得たマリナ。強大な魔法に武装メイドは銃火をもって立ち向かう!
KADOKAWA「武装メイドに魔法は要らない」
元民兵の女主人公が、異世界で憧れの職業「武装メイド」になってヒャッハーするぞ!
それは職業なのかな?
まとめ
「鉄血の海兵令嬢」のレビュー記事でした。
悪役令嬢にまさかのアメリカ合衆国海兵隊を組み合わせるという、なかなかに尖った設定でしたね。
こういったジャンルの作品では、どれだけ悪役令嬢を魅力的に描けるかが重要ですが、個人的にはかなり魅力的だったと思います。
やはり海兵隊式訓練を乗り越えられるだけの根性、そして乗り越えた後の変貌ぶりがとても面白かったですね。
それでいて、貴族令嬢としての品格も保っているのは実に素晴らしい。
ただ、乙女ゲームの方のヒロインは出番が少なすぎて人物像すらわからなかったので、今後のストーリーの中でどういった役割を果たしていくのか非常に気になります。
他にも教会の陰謀、他の海兵隊のメンバー、何よりアベルとアリシアの関係など、気になることだらけなので続きが楽しみです!
……意外とエイドリアンとラウラの今後の関係も気になっている件。
Enjoy “MUDA” Life!