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・ボーイッシュなヒロインが大好き!
・妹萌え
男の子だと思っていた相手が、実は女の子だったことってありますよね!……え、ない?
もしもその勘違いしている相手が自分の「きょうだい」だったら……
今回レビューする作品は、勘違いから始まる兄妹ラブコメ「じつは義妹でした。」!
家族とは何か、そんなことも考えさせられる作品です。
目次
「じつは義妹でした。」評価
©白井ムク・千種みのり/KADOKAWA
たまに盛大な勘違いをして愕然とすることがあるんだが……
どんな勘違いをしたの?
友達を驚かせようとして後ろから肩を組んだら、全く知らない人だったとか
めっちゃ気まずい!……ちなみにその後って?
酔っぱらいのフリして逃げたよ……
完全にトラウマだね
ぶんごの評価
総合評価 | B |
思わずニヤニヤしてしまうような義妹とのラブコメであり、同時に「家族とは何か?」というテーマも含まれていて興味深い作品でした。主人公と晶の関係だけでなく、主人公が家族や実の母とどう向き合っていくかも非常に気になります | |
ストーリー・設定 | ★★★★★(3/5) |
特に前半の主人公が晶を義弟と勘違いしている時の、周りとの認識のズレが面白かったです。設定上仕方ないかもしれませんが、主人公が鈍感すぎるというか周りの反応に無頓着すぎるかも? | |
キャラクターの魅力度 | ★★★★★(4/5) |
主人公の周囲がとても魅力的なキャラが多かったですね。ひなたが可愛いのはもちろん、兄の光惺がなかなか本音が見えづらいキャラなので、2巻以降どんな立ち位置になっていくのか楽しみです | |
イラスト | ★★★★★(3/5) |
晶が絶妙に「弟のような義妹」に見えるイラストで素晴らしかったです。イラストがほぼ晶だったので色んな表情があって良かったですが、もっとひなたのイラストも増えて欲しいですね | |
文章 | ★★★★★(3/5) |
鈍感主人公の主観で書かれる文章なので、主人公の性格が合わない人はちょっと苦手かもしれないです。章の間にある晶の日記は最高でした | |
義妹の可愛さ | ★★★★★(5/5) |
無愛想だった晶がだんだん打ち解けてきて、開き直ってからはむしろ猛プッシュ! 晶の本音が見える日記を読めばさらに倍! これは卑怯すぎる(ホメ言葉) | |
友達の妹の可愛さ | ★★★★★(5/5) |
ひなたがめっちゃ良い娘なのに、扱いが不憫……。晶が可愛いのは間違いないけど、ひなたも勝るとも劣らないくらい魅力的なので選べる気がしない |
他の読者の評価
義妹ヒロイン晶を弟だと思い込む勘違いコメディがまず楽しい。誰も嘘はついていない状態ですれ違っていくのが面白かったですね
義妹の晶が可愛すぎる。ただそこから恋愛モノとして突っ走らず家族の絆を核にして、とても上手にお話が構成されていたと思います
弟だと思って接していたことが、かえって晶に涼太を「男性」として意識させてしまうことになるというのがとても面白い
勘違い発覚後の後半はなんとも言えない感じかな。なんというか可もなく不可もなしって感じで面白いのかどうかわからない
主人公の鈍感ぶりが勘違いを生み、そこから兄妹仲が良くなるのはいいけど、上田兄妹のアプローチに鈍感すぎる、感謝の念が感じられない点は残念
あらすじ
親の再婚で、高校生の俺にできた義理の弟・晶。複雑な家庭環境で育ったせいで、美少年だけど人見知り。
兄弟に憧れていた俺は、晶のためにいつも一緒に遊んで過ごしていたら……めちゃくちゃ懐かれて、意気投合して、距離も急接近!
「……兄貴、もしかして僕のこと好き?」「ああ、もちろん」
勘違いをしたまま、深まる2人の仲。そして、ついに晶が「妹」だと気付き、戸惑う俺に……
「兄貴とはこれまで通りの距離感がいい。むしろ今よりもっと僕と--」
「兄妹」から「恋人」を目指す、晶のアプローチが始まって!?
気安くて可愛すぎる、弟…のような妹との、いちゃラブコメ!
KADOKAWA「じつは義妹でした。 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~」
親の再婚で義弟ができたと思ったら、実は義妹だったでござる
いや、何でそんなことになるの?
「きょうだい」って色んな漢字があるよな……
あ~…………いやいや、会えば普通分かるでしょ
そこはほら鈍感系ラブコメ主人公だから
なにその最強の説得力
「じつは義妹でした。」3つの魅力!
©白井ムク・千種みのり/KADOKAWA
②ゼロ距離義妹が可愛すぎて生きるのがツラい……!
③「家族」について考えさせられる一冊!
魅力① 勘違いしすぎィ!弟と思ってたら妹だったでござる
©白井ムク・千種みのり/KADOKAWA
このラブコメは、親の再婚によってできた義妹・晶を義弟と勘違いしてしまったことから始まります。
前半は主人公が晶と距離を縮めようとする過程が描かれているのですが……性別を間違っているせいで色々間違ってる!
リアルにやってしまったら、例え家族でも通報不可避じゃないかなぁ?
セクハラ一歩手前(むしろ完全アウト?)な主人公と弟……のような義妹の触れ合いがコミカルに描かれていて、思わず笑ってしまう事間違いなしです!
なお容疑者は「女性とは知らなかった」と容疑を否認しており……
やめてあげて!
魅力② ゼロ距離義妹が可愛すぎて生きるのがツラい……!
©白井ムク・千種みのり/KADOKAWA
前半は主人公がグイグイと距離を縮めていきますが、勘違いが判明してからは逆に晶の方からガッツリ距離を縮めにかかってきます。
最初は距離を置こうとしていた晶が、主人公に懐いてくるのは感慨深くはありますが、
義妹が可愛すぎて生きるのがツラい。
ただでさえ美少女な義妹が外では人見知り、家では甘えてくるとか……もう読者を萌え死にさせようとしてるしか思えないですね。
特に章の合間に出てくる晶の日記は、色んな本音が書かれていてマジで悶え死にます。
あざとい! でも嫌いじゃない!
わかっていてもコロッと逝くのが男だよな
チョロいなぁ~
魅力③ 「家族」について考えさせられる一冊!
©白井ムク・千種みのり/KADOKAWA
基本的には兄妹ラブコメでニヤニヤする作品ですが、何気に重いテーマとして「家族とは何か」と問いかけられていると感じました。
主人公と晶とでは家族に対する考えが大きく違っており、それが序盤で距離を縮めようとした主人公と距離を取ろうとした晶につながっているんですね。
作中で主人公の「メンデルの法則は血が通っていない」というセリフがありますが、これはこの作品を通しての重要なテーマになると感じています。
ネタバレになるので言及は控えますが、主人公自身が「家族」というものとどう向き合っていくかにも注目です!
メンデルの法則って食費の話だっけ?
それエンゲルの法則な
「じつは義妹でした。」を楽しめるのはココ!
©白井ムク・千種みのり/KADOKAWA
ライトノベルを読む
ジャンル | 勘違いから始まる兄妹いちゃラブコメ |
作者 | 白井ムク |
イラスト | 千種みのり |
レーベル | ファンタジア文庫 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年11月20日 |
「じつは義妹でした。」が気になった方におススメ!
©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA ©紙城境介・たかやKi/KADOKAWA
今回のおススメは「親の再婚から始まるラブコメ」作品!
なんて限定的なシチュエーション……
①義妹生活
あらすじ
高校生の浅村悠太は、親の再婚をきっかけに、学年で一番の美少女・綾瀬沙季と一つ屋根の下で兄妹として暮らすことになった。
互いに両親の不仲を見てきたため男女関係に慎重な価値観を持つ二人は、歩み寄りすぎず、対立もせず、適度な距離感を保とうと約束する。
家族の愛情に飢え孤独に努力を重ねてきたがゆえに他人に甘える術を知らない沙季と、彼女の兄としての関わり方に戸惑う悠太。
どこか似た者同士だった二人は、次第に互いとの生活に居心地の良さを感じていき……。
これはいつか恋に至るかもしれない物語。
赤の他人だった男女の関係が、少しずつ、近づいていき、ゆっくりと、変わっていく日々を綴った、恋愛生活小説。
KADOKAWA「義妹生活」
親の再婚で学年一の美少女とワクワク同居生活だ!
うわー……いかにもな感じ
……と期待して読むと裏切られるくらい男女関係にはドライな二人だな
全然浮かれてなかった!
②継母の連れ子が元カノだった
あらすじ
ある中学校である男女が恋人となり、イチャイチャして、些細なことですれ違い、ときめくことより苛立つことのほうが多くなって……卒業を機に別れた。
そして高校入学を目前に二人は――伊理戸水斗と綾井結女は、思いがけない形で再会する。
「僕が兄に決まってるだろ」「私が姉に決まってるでしょ?」
親の再婚相手の連れ子が、別れたばかりの元恋人だった!?
両親に気を遣った元カップルは、『異性と意識したら負け』という“きょうだいルール”を取り決めるが――
お風呂上がりの遭遇に、二人っきりの登下校……あの頃の思い出と一つ屋根の下という状況から、どうしてもお互いを意識してしまい!?
KADOKAWA「継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない」
親が再婚したんだけど、義母の連れ子が元カノだったよ!
それは気まずい
何だかんだでお互い意識してるのが丸わかりでニヤニヤしてしまうけどな
……もう結婚すればいいと思うよ
③カノジョの妹とキスをした。
あらすじ
俺が人生で初めての恋人・晴香と、交際一ヵ月にしてやっと手を繋げた日、親が再婚し晴香そっくりな義妹が出来た。名前は時雨。似てるのも当然。時雨は家庭事情で晴香と離ればなれになった双子の妹だったのだ。
「情けない声。ホント可愛いなぁ、おにーさん」
「いけない彼氏さんですね。彼女と手を繋いでいる時に双子の妹のことを考えるだなんて」
「顔も体も彼女と同じ妹にドキドキしちゃうのは仕方ない。おにーさんは悪くない。悪くないんですよ」
淡い初恋に忍び込む甘い猛毒(あいじょう)。
奥手な恋人にはとても教えられない、小悪魔で甘えん坊な義妹との甘々””不””純愛ラブコメ――開幕!
GA文庫「カノジョの妹とキスをした。」
親が再婚したら、連れ子が恋人の生き別れた双子の妹だったでござる
いやいや、どんな天文学的確率!?
奥手な恋人と小悪魔な義妹の三角関係の出来上がり(しかも姉妹)
おぉ……泥沼の気配
まとめ
ひとことで言うと義妹の晶と、友達の妹のひなたがめっちゃ可愛い作品でした。
1巻はひなたの出番はあまり多くなかったので、2巻ではもっと主人公や晶との絡みが増えることを期待したいです。
そしてラブコメの行方も気になりますが、主人公が「家族」というものに対してどう向き合っていくかも今後注目ですね。
2巻の発売がすでに決定しているので今から楽しみです!
Enjoy “MUDA” Life!