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・ダークファンタジー大好き！
・実は自分、ミリタリーオタクでして……
・武装戦闘メイドはロマンでござる
フィクションの世界にしか存在しないロマンって色々ありますよね。
巨大ロボットやサイボーグ、魔法使いにフタエノキ〇ミなどなど……
そして今回紹介する作品のロマンは「武装戦闘メイド」！
異世界×武装メイド、混ぜるな危険の作品「武装メイドに魔法は要らない」のレビュー記事です。
目次
「武装メイドに魔法は要らない」評価
©忍野佐輔・大熊まい／KADOKAWA
何歳になってもロマンは大事にしたいよな
特に男の人ってロマンが好きだよね
男はいつまでも夢を追い続けたい生き物なのサ！
ちなみにぶんごさんにとってのロマンって何？
異世界召喚されて魔王とか倒したいよな！
夢と妄想の区別はつけてね
ぶんごの評価
| 総合評価 | A |
| 異世界転生ものではありますが、これまでの同ジャンルの作品とは一線を画した世界観を持っていると感じました。作者の趣味全開ではありますが、単に勢いで書いたものではなく、しっかり練られた作品になっています | |
| ストーリー・設定 | ★★★★★（4／5） |
| 何よりも素晴らしいのが設定の斬新さと緻密さですね。魔法もただ単に「雷が出せる」ではなく、魔法によって「こういう物理現象を引き起こす」という計算された設定だったのは感嘆しました。主人公が強大な魔法に対して、火器と戦略によって挑んでいくもの素晴らしいです | |
| キャラクターの魅力度 | ★★★★★（3／5） |
| 登場人物は何らかの問題を抱えたクセ強キャラが多いですね。魅力的ではあるのですが、生い立ちがハードでツラい。読者の癒しはダリウスさん（おっさん） | |
| イラスト | ★★★★★（4／5） |
| 作品のダークな雰囲気にピッタリな、ちょっと陰のある感じのイラストで素晴らしいです。一番の見せ場であろう見開きの挿絵も迫力満点でGOOD！ | |
| 文章 | ★★★★★（4／5） |
| ミリタリー系や物理学に関する描写がとてもよく書けているという印象です。専門知識が多くなるため、ライトノベルにしてはやや難解になっていますが、文章自体のテンポは良いと思います | |
| パロディネタ | ★★★★★（4／5） |
| シリアス色強めなストーリーなのに容赦なく入れてくるので思わずクスっとしてしまいます。作者はコ〇ンドーとかヘル〇ングとか好きなのかな？ | |
| 強敵レベル | ★★★★★（5／5） |
| 現代兵器で私TUEEE！な作品と思ったら完全に裏切られるくらい敵のレベルがオカシイ。普通に火器が通じない敵が多くてハラハラドキドキです | |
他の読者の評価
単なる現代兵器無双とかじゃなく敵方の能力を詳細に把握しそれに一つずつ対応していく丁寧さと、それでも足りないときの最後の一押しが彼女のそれという仕込みの美しさはなかなか良い
ミリタリーVSファンタジーの頂上決戦という感じ。なので、いわゆる「異世界チート無双系」に食傷気味の人にもオススメ
事前紹介文の予想を、いい意味で裏切ってくれました。よくあるチート転生物とはひと味違います。敵は強いし有能だし、現代兵器で楽勝とはいかないところが非常に楽しめました
面白かった！スカートに隠している銃火器で相手を蹂躙する武装戦闘メイド、ロマンがあっていいですよね
出会ってからそこまで経ってないのにお互いのことを信頼し合ってるマリナとエリザの関係が良いですね
個人的には現代兵器無双的な展開が欲しかったなぁと思ったり。あんまりチートすぎても困るけど…塩梅って難しいですね
マリナの考えに行き着くまでの過程がそこまで描かれてるわけじゃないから、なんか特に思うところがないというか、入り込めなかった
あらすじ
元・民兵の仲村マリナは転生した異世界で、公女エリザベートのメイドとなる。命を狙われるエリザを護るため、魔法の力で現代兵器を召喚する能力を得たマリナ。強大な魔法に武装メイドは銃火をもって立ち向かう！
KADOKAWA「武装メイドに魔法は要らない」
異世界転生したら、憧れの「武装戦闘メイド」になれました
憧れが個性的すぎる！
転生前の世界では民兵として戦争の真っただ中にいたから、火器の扱いはお手の物だしな
……すごい経歴の主人公だね
弱点は入れた紅茶がめちゃくちゃマズい
それはメイドとしてどうなの？
「武装メイドに魔法は要らない」３つの魅力！
©忍野佐輔・大熊まい／KADOKAWA
②魔法なのに物理学？魔法の概念が恐ろしく論理的！
③ダークな世界観なのに何でパロネタが豊富やねん！
魅力① ミリオタ歓喜！異世界に武装戦闘メイド降臨！
©忍野佐輔・大熊まい／KADOKAWA
元・民兵の主人公は異世界転生した先で、前世でずっと憧れていた職業に就くことになります。
そう、それは武装戦闘メイド！……職業なのかコレ？
正確に言えば謎パワーでスカートから様々な武器・兵器を生み出すことができるメイドですね。
……そもそも「憧れの職業＝武装戦闘メイド」ってすっごいパワーワードですが。
そして作中ではその謎パワーを活かして、それはもう色んな火器が登場します。
あまりそっち方面に詳しくない私は正直ピンときませんが、ミリオタの読者は大興奮間違いなしです！……多分。
武器の説明＆描写する文章の熱量がハンパなく伝わってきたんだが
作者、本当に好きなんだね……
魅力② 魔法なのに物理学？魔法の概念が恐ろしく論理的！
©忍野佐輔・大熊まい／KADOKAWA
ファンタジー作品における魔法って、基本的に「よくわからんけど色々できるヨ☆」ってものですよね。
「エターナルフォースブリザード！ 相手は死ぬ！」みたいな……違うか。
この作品でも魔法そのものがよくわからんのは変わりないですが、その運用方法に関しては驚くほどに科学的というか、物理の法則について考えて書いてるなぁという印象です。
簡単な例を挙げれば「強化魔法→頑丈になる」ではなく、「結合強化式→分子の結合を強化し鎧を頑強にする」みたいな感じ。
……え、全然簡単じゃない？ 考えるな、感じろ！
他にも電位差とか、気圧変化とか色々出てきますが、基本的に理系の小難しい話なので「そういうものなんだー」って読むのがオススメです。
元理系としては「よく考えられてるなぁ」って感じで楽しめたよ
ぶんごさんって理系だったんだ……
魅力③ ダークな世界観なのに何でパロネタが豊富やねん！
©忍野佐輔・大熊まい／KADOKAWA
この作品の世界観は、かなり殺伐としてるというか、ぶっちゃけ超バイオレンスです。
まぁ銃が出てきたり、猛獣が出てくるんだからバイオレンスでないはずがないですよね……
しかし、全体的にダークな世界観ではありますが、なぜかパロネタが豊富！
厳密に言えば豊富というほどではないのでしょうが、何というか普通に真顔でぶち込んでくるから印象が強いんですよね。
作者、絶対コマ〇ドー好きだろ！
銃とかランチャーとか好きな人なら絶対好きですよね、わかります。
ブ〇ック・ラグーンとかヘル〇ングも好きそうだよな
趣味全開だね
「武装メイドに魔法は要らない」を楽しめるのはココ！
©忍野佐輔・大熊まい／KADOKAWA
ライトノベルを読む
| ジャンル | 異世界武装メイドアクション |
| 作者 | 忍野佐輔 |
| イラスト | 大熊まい |
| レーベル | ファンタジア文庫 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2021年3月19日 |
「武装メイドに魔法は要らない」が気になった方におススメ！
©丸山くがね・so-bin／KADOKAWA ©七野りく・cura／KADOKAWA ©明鏡シスイ・tef／ホビージャパン
今回のおススメは「戦うメイドさんが出てくる」作品！
みんなロマンが好きなんだね……
①オーバーロード
あらすじ
その日、一大ブームを起こしたオンラインゲーム、“ユグドラシル”は静かにサービス終了を迎えるはずだった。―しかし、終了時間をすぎてもログアウトしないゲーム。意思を持ち始めたノンプレイヤーキャラクター。なにやらギルドごと、異世界に飛ばされてしまったらしい…。現実世界ではゲーム好きの孤独でさえない青年が、骸骨の見た目を持つ、最強の大魔法使い“モモンガ”となる。彼が率いるギルド『アインズ・ウール・ゴウン』の伝説が、いま始まる!圧倒的人気のWEB小説の書籍化。
KADOKAWA「オーバーロード１ 不死者の王」
この作品の戦闘メイドといえば「プレアデス」！ 様々な種族によって構成されているのが大きな特徴だな
へぇ～どんな種族がいるんですか？
デュラハンとかドッペルゲンガーとか
思ってた種族と違った……
②公女殿下の家庭教師
あらすじ
魔法の実力が人生を左右する世界で、なぜか簡単な魔法すら使えない公爵令嬢・ティナ。ところがそんな少女に封じられた才能が、魔法を愛する優しき家庭教師の常識を覆す教えによって色鮮やかに開花していき――
KADOKAWA「公女殿下の家庭教師 謙虚チートな魔法授業をはじめます」
公爵家に仕えるメイド隊が良い味を出しすぎてる……巻が進むごとにキャラも増えてるし
……メイド隊ってサブキャラじゃないの？
リンスター家メイドのリリーなんか第1回人気投票で3位だったしなぁ
メイドさんつよい（色んな意味で）
③信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐＆『ざまぁ！』します！
あらすじ
人類が劣等種扱いされる世界。冒険者パーティ「種族の集い」で荷物持ちをしていた人間の少年・ライトは、世界最凶ダンジョン「奈落」の奥深くで追放を宣告され、さらには命を狙われる。
「奈落」で生き残るため、唯一もっているスキル《無限ガチャ》を破れかぶれで使ったライト。それに応えて召喚されたのは、「レベル９９９９」の圧倒的強さを誇る仲間たちだった――！
それから３年。自らもレベル９９９９となったライトは、自分に忠誠を誓う美少女たち（なお、全員がレベル９９９９）に好意を寄せられながら、その圧倒的な力で地上への快進撃を開始する！！
ホビージャパン「信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル９９９９の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐＆『ざまぁ！』します！ 1」
主人公が無限ガチャの真価に目覚めて、最初に召喚したのがメイド（レベル9999）なんだよな
レベル9999ってワードが強すぎて、メイドである必要性を感じないんだけど……
でもメイド道の探究者なんだぞ？
知らないよ
まとめ
ロマンあふれるダークファンタジー「武装メイドに魔法は要らない」のレビュー記事でした。
作者が「好きなものを詰め込んだ」というだけあって、まさに独特を世界観を描いていると感じました。
異世界転生、武装戦闘メイド、そしてイケオジ（イケてるオジさま）。
読者に媚びを売ってない感じが……イイネ！
こういった作品なので人を選ぶ部分はあると思いますが、好きな読者はとことん好きな内容なので、気になった方は一度読んでみて欲しいですね。
Enjoy “MUDA” Life!
